強大な低気圧は日本列島に被害という爪あとを残して北海道の先に消えつつあるようですが、主住場所では風は一向に収まる気配がなく、昨夜来、時々強い風が吹いて、その物音に熟睡できず、寝たような寝ないようなボーっとした感じで朝を迎えました。 そして、今朝の黒姫は再び雪が落ちています。
さて、今週も孫娘を預かっているのですが、成長に従い自己主張や好き嫌いを言い出したり、テレビ(番組)の影響でしょう、よく意味の分からない踊りを繰り返しているのです。 どうもアニメ番組に登場してくるキャラクタの振り付けを真似しているというのが後から分かった次第でした。
親も我々爺婆も、世間の流行り物に毒されてほしくはないと思っているのですが、テレビ画面に現れる映像に魅かれるのは仕方ないのかもしれません。 成長の中で起きる一過性の事象かもしれませんし、あまりに無菌状態で成長しても本人のためにもならず、また話題がなく友達付き合いが出来ないようでも困ります。
そんな風に思っているのですが、スーパーマーケットへ買物に出ると、キャラクタが印刷された本やゲーム機、衣料などの所には真っ先に飛んで行き、しばらく眺めています。 買わないことは本人もとうに分かっているので眺めているだけですが、納得するまで立ち続けているのです。
でも、「おまけ付きのお菓子」といっても、「お菓子付きのおまけ」のような300円ほどの棚へ行くと、どうも根負けして我々も財布の紐を緩めてしまうのです。 菓子の多くは一粒のラムネ菓子のようで、それには一向に目を向けずおまけの玩具を身に付け、アニメの登場人物に成りきって喜んでいるのです。
「アンパンマン」、「まるまるもりもり」、「プリキュラ」と続いて、アニメ番組に毒される姿は当分続くのでしょう。
でも、日本のアニメは世界中に広がっているようで、アニメを見て日本語を学んだという韓国の青年に会ったことがあるし、「アニメ」、「マンガ」、「オタク」という言葉は世界共通語になりつつあるようです。 またアニメ・キャラクタ(だけでなくメイドやスチュワーデス姿など色々)の衣装をまとう「コスプレ」というのも海外に広がり、韓国や中国などでも日本のアニメに対する一種の憧れを抱く若者が多いらしい。 いまや電気部品の街であった「秋葉原」が、「オタクの街」になってしまい、街の隅に追いやられたパーツショップへと足を運ぶ我々には場違いな街に来た感があります。
このように「アニメ」や「マンガ」も、日本の経済戦略の一部と言えるかもしれませんが、「まんが日本昔ばなし」で思考が停止してしまった我々のような旧い人間にとっては、コスプレなどという世界にはどうしても理解に苦しんでしまいます。
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