22日(日)、東京・御茶ノ水の明治大学本館(の教室)で開催された、DaysJapanが公告していた「チェルノブイリと福島」という講演会へ出かけてきました。
福島原発の事故に伴う被爆被害が広がっているのに、緻密な救出対策を講じない政府や地方自治体に対し、原発そのものの存在を問う、勇士による脱原発テントひろばが東京・経済産業省前に構築され、先週からはハンガーストライキが実施されています。 被爆した福島の子供たちをないがしろにする政府に対する憤りを持っている自分もハンストに参加したいという気持ちがあったのですが、体調等を考慮し、当日の講演会に出たものでした。
講演は3時間を前半後半に分け、前半は、チェルノブイリで被爆した子供たちの救援活動を行っているポホモワ・ワレンチーナさんがチェルノブイリの被害状況と救援活動の実態を話され、そして甲状腺ガンに苦しんだ娘さんの話もあって、共に希望を失わないようにしたいと話されていたのが印象として残っています。
休憩後の後半、福島県に住む武藤類子さんが、被爆者の人権と健康を守る活動について短く話され、福島から横浜に疎開されているという10歳の少年が「原発はいらない」と声明を発していたのが印象的で、どちらも大変格調の高い話し振りで、聴衆から大きな拍手を受けていました。
会場内での録画・録音は禁止と言われ、お二人の言葉を録音できず、しかも細かく書き留めることが出来なかったのがちょっと残念でした。
そして最後は、DaysJapanの広河隆一さんによる、チェルノブイリと福島の被害の惨状、住民への救援策などをスライドを映しながら説明され、講演の終わりでは、被爆している福島の子供たちには抵抗力を高めるための保養が必要だと、沖縄・久米島に保養センターを設ける活動をされていると、運営のための支援協力のお願いがあって、3時間の講演は終わりました。
内部被爆というのでしょうか、体に取り込んだ放射能物質によるダメージを避けるための直接的方法は今の所無いと思われ、自身の治癒力、抗体力、抵抗力を高めるしか方法がないように思われます。 わずかですが、私もこの運動へ支援協力をしたいと思いを強くしました。
「六ヶ所ラプソディー」や「ミツバチの羽音と地球の回転」など映像で、原子力発電に対する問題提起をされている鎌仲監督の次回の作品のようです。 信濃町でも先月に「ミツバチの羽音と地球の回転」が上映されましたが、この映画も見なければいけませんね。
「未来の福島こども基金」の代表をされている、小児科医の黒部信一さん(講演会冒頭に挨拶あり)が纏められた書籍を購入しました。 孫の成長への一助になればと思っています。
講演終了後、場外でいただいた資料です。 内容精査はしておりませんが、どれも考えなければならないテーマですね。
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