北朝鮮のミサイルor人工衛星発射実験に、PAC3の備えなど日本政府の対応は異様にも思えましたが、今朝いざ発射された段になって、その事実を閣僚が認識したのは40数分後であったとのことです。 万一、交戦もしくはミサイルが日本の原発施設を狙ったものであったら、一発で日本はアウトですね。 ハード面でもソフト面でも日本はまだまだ遅れているということでしょう。
うがった見方をすると、PAC3配置などは北朝鮮のミサイル騒ぎに乗じて国民に違和感を持たせないような軍備拡大路線への措置にも思えます。 よく警察が「赤軍派に注意」などというポスターを貼ったりアナウンスすることがありますが、予算配置に加え市民の目をその方に向けさせる一種の手練手管であって、今回の自衛隊の配置にもそういう面も感じられてしまいます。
北朝鮮による拉致被害者救済への手立てを何もしない、今の民主党政権はどうなっているのでしょう? アメリカ政府の言いなりで動くだけの小姓でしかないようで、北朝鮮ですらそれを見透かしているように感じます。
さて、昨年、野田政権が発足した際、官房長官に藤村修氏が就任し、彼の出自が「あしなが育英会」であったと知り、市民の痛みを感じる政治家の存在に期待するものがありました。 しかし、その後の藤村氏の言動は、これまでの官房長官と何ら変わらず、原発再稼動にあたっては「周辺住民の意見を聞く必要がない」という、国民の気持ちを無視、もしくは逆なでる有様なのです。
結局、藤村修氏は、「あしなが育英会」を踏み台にして政界に出ただけの人物であったわけで、菅直人前首相が市民運動家であった市川房江さんを踏み台にしていたと同じ構図が見られたのでした。 穏やかそうに見える人物は特に注意が必要ですね。
これまで私はわずかな金額ですが、毎年「あしなが育英会」への寄付を行ってきました。 育英会の活動と政治家藤村修とは、別の次元で考えなければいけないのでしょうが、市井の一個人としては、育英会に関わっている、市民の心を持たない藤村修氏がいる限り、どうしても寄付を続ける気持ちになれないのです。
ということで、しばらく「あしなが育英会」への寄付を休むことにしました。
まあ、今年中に総選挙が行われ、無策の野田政権が早々に退陣し、しかも小沢一郎氏のような国民の幸福や安全を第一に考える、少なくとも行政改革や社会保障の具体的検討の上で国民に増税の必要性をきちんと説明する政治家が輩出されたら、こういった決断を翻そうと思います。
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