台風並みの低気圧の日本列島通過は大きな被害をもたらしているようですが、先ほど我が家にもどこからか飛んできた屋根のトタンが舞い降りて来ました。 そう大きなものでなく被害もないようですが、人に当たったら怪我になることでしょう。
日中に孫を迎えに通った高速道路は夕方になって、どこも通行禁止になっているようです。 こんな猛烈な低気圧の発生は観測史上はじめてだそうですが、ひょっとしたら原子力技術のような科学文明をやみくもに進めようとしている人類に対する自然からの警鐘か、あるいはいたぶられ続けてきた地球からの呻きや嘆きなのかもしれません。
明日、信濃町の天気予報は雪マークになっていますが、カメラで見る黒姫の住まい周辺ではだいぶ雪解けが進んで、ちらほら地面が見えるようになっています。 雪解けは1日に10cmとのことで、中旬になればあとかたもなくなるかもしれません。
さて、今日の話題はGoogle。
グーグルのサイト検索は大変便利なもので、ネット検索することを、「ググる」と言うまでになっています。 その他にも、Google Chromeというブラウザ、Gmail、Picasa、地図、Google Earth、ドキュメント、リーダー、翻訳、日本語変換など便利な機能が目白押しで、私も多用して来ました。
3月にカレイドスコープとういブログで「グーグルのプライバシーポリシー変更は大問題」という記事を読んで、そんなものかとあまり気にしないでいました。 しかし、毎日新聞に「検索予測差し止め命令・・・東京地裁仮処分」という記事が掲載され、プライバシーを侵害された男性が訴訟をおこし仮処分が出たのにもかかわらず、グーグルは「日本の法律には規制されない」と拒否しているというものでした。
我々は、グーグルのいくつもの無料サービスを利用できて大変有益なのですが、翻って考えた時、そんな単純な発想で良いのか疑問に思えて来たのでした。 無料で使えることは、その見返りとして、我々はグーグルに各種の情報を与えているわけで、グーグルは情報を集約して、国家や企業、研究機関などへ情報を提供することで収入を得ていると思われるのです。 我々は知らないうちにグーグルによって足かせをはめられるような状況にもなるのではと懸念されるのです。
私のMacBookProにはドライブを接続したり切り離した時に、その状況をデスクトップに表示するようになっているのですが、電源をオンにしてMacを立ち上げただけで、次のようなGoogle Chromeのメッセージが表示されるのです。 特にGoogle Chromeを起動しているわけでなく、Google Chromeをインストールした時に管理アプリを常駐させ、「何かをやらかしているな」という雰囲気なのです。
全く関係ない表示なのかもしれませんが、最近、ブログサービスBloggerのドメインがcomからJPなどに統一されたこともあり、政府からのネット管理に呼応した政策が取られているような気もするのです。
街中の監視カメラや高速道路のナンバー収録カメラなど、今の日本は大変な監視社会になりつつあり、特に福島原発事故以降、国家による国民への監視活動が顕著になっているように思われ、そういう動きへグーグルも方向を変えているように感じるのです。 従い、徐々にグーグルの無料サービスを使わない方向で考えようと思っている所です。
とにもかくにも、「無料」ほど、「危険で高くつくものはない」という意識を持ちたいです。
2 件のコメント:
はんぐろさん、
インターネット情報の『自由」スタンスは諸刃の剣です。監視統御社会に住むからこそ、インターネット情報の自由が最後の砦ともなります。中国の新幹線衝突が闇に葬られなかったのもインターネット情報の自由でした。中東の春といわれる独裁統御社会の崩壊にもインターネットの情報の自由が多大な寄与をしました。インターネットの中傷情報はその反対の極点に位置づけされます。信頼性と真偽性には慎重な評価が必要です。就職選考とグーグルの検索予測の因果関係の証明は難しいと思いますが、プライバシー侵害という見方では成り立つのかもしれません。そもそもインターネットにでてくる中傷情報を鵜呑みにすること自体に良識が疑われますが、どうでしょう。控訴となるのではないでしょうか。
商品評価とかレストラン評価などへの個人投稿もありますよね。ネガティブな評価のため、多大な損害を蒙ったというのも日常茶飯事でしょう。レストランのサイト自体には評価投稿はなくても、探索予測ででてきますよね。
技術的な問題としては、日本からのグーグル・ブログへのアクセスがjpドメインとなったように、日本国内からのgoogle.comへのアクセスをgoogle.co.jpへredirectして、探索予測をコントロールするということになるんじゃないですかね。アマゾンへのアクセスの場合は、探索予測を認めるといった具合ですね。
アメリカでは就職面接の時、雇用側からフェースブックのパスワードを教えろと言われて面接を蹴ったという話題もありました。よくも、そんなことが言えるな、と呆れています。データ・マイニングはいろいろなところで行われています。
これは何事にも言えることで、グーグルが一例ということなのでしょう。
インターネットは情報の坩堝というか玉石混交な世界ですから、そういった危険性があることを承知の上で活用することが大事だということだと思います。
これは便利だと短兵急な思考に陥りやすい自分に対する警鐘の意味もあって本文を書いた次第でした。
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