今日の暦から : 健康で一家だんらん
先の大戦で敗戦した日本に新しい憲法を制定しようと奔走した人々がいたという映画「日本の青空」を先月見たのだが、その際上映時間に間に合わず見落とした所があったので、本日再び見てきた。
見落としたのは十数分ほどであったが、結局最後まで見てしまい、また新たな感動があった。 あの敗戦時の混乱にあって、新しい日本の国造りに奔走された方々がこれほどまでいたのだと非常に感慨深い。 日本憲法はGHQのお仕着せであると、短絡的に言う政治屋や学者には是非見てほしい映画である。
今日、名古屋高裁で「自衛隊のイラク派遣は憲法9条に違反」という判決が出たらしい。 もっともなことだと思う。 「平和活動」という美名でごまかしているが、海外出兵を国民に認めさせ、自衛隊員を戦場(に近い所)で実地訓練させるのがイラク派遣の狙いであると思う。 要は、憲法9条の形骸化を狙っていたわけだが、今日の判決ではこれを否定したわけだ。
(4/18追加)「反戦な家づくり」によれば、この判決を出した裁判官は退官間際の方だったらしい。 辞める時にしか(その前にもいくつかあるようだが)まともな判決を出せないというのは、日本の裁判制度を含め司法全体がいかに腐敗しているかを示していることだと思う。)
先日、中野孝次さんの書籍を読んでいると書いたが、「よく生きることは人間の仕事である」という著作の中で、今日の無責任な政治屋や経営者、官僚を痛烈に批判しながら、現代の無責任な社会を作った元凶は、戦争を起こしその結果の責任を果たさない軍人であると記している。
「靖国」という映画の上映を妨げようとする動きがあるそうだが、こういう動きも先の戦争に関わった無責任な政治屋や軍人の流れを汲むものであろう。 闇雲に上映を妨害するより、とにかく見てから議論しようと言う一水会顧問の鈴木さんの方が、鈴木安蔵さんが生きた時代の日本人の心に余程近いと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿