今日の暦から : 睡眠こそ最高の健康法
作家小川国夫さんが亡くなられたとニュースで知った。
今まで小川さんの作品をきちんと読んだことはなく、人柄についても知らなかったのだが、次に置いた新聞のコラムを見て何気に気になって、その切抜きを保存していたのであった。
このコラムでは、信条(信仰)の基礎となっている聖書のことを述べているのだが、自分もこれまで断片的には読んでいるし、記憶に残している段落もあるのだが、きちんとその意味は理解していない。 最近、人の一生は、聖書から始まって聖書で終わるのではないかと感ずるようになり、ゆっくりと聖書を読まなければと思うようになってきた。
先月、ボストンからの客人を良寛の里へ案内したのだが、良寛さんが生と死を隣り合わせて住んでいた五合庵を見て、彼の中に清貧の心を垣間見た思いがした。 既に亡くなられた独文学者の中野孝次さんが、良寛さんについてたくさん書いておられるのだが、たぶん著された「清貧の思想」にも相通ずると思う。 小川さんについても、殆どの現代人が忘れている、この清貧の心という気脈を一にした方であろうと気になっていたのであった。 そんな今日この頃の訃報であった。
と言いながらも、読まなければいけない書物が増えているのに、実際の読書が追いついていかず、横に積まれる本の山が徐々に高くなってしまっているが現状であるのが情けない。
小川さんは、息子さんが通われていた学校の校歌を作詞されていたというので調べたら、こちらの学校のこちらのページに掲載されていた。
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