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ことほど縁遠い焼酎なのだが以前触れ合うほどの機会はあった。 「魔王」は運良く正価で手に入ったことがあるものの、友人の急な退職に元気をつけてもらおうと差し上げてしまい、自ら味わうことはできなかった。 また、「森伊蔵」はJAL国際便の機内販売で、これも正価で購入でき、パリの空の下で日本の酒の味を堪能したが風情には乏しかった。
そんな飲酒もメタボにならないためにと最近はひかえるようにしていたが、それでも「白玉の露」や「克」というラベルにはこだわっていた。
このような飲酒歴の中に偶然にも再び「魔王」が数日前に我が家にやって来た。 今度は4合瓶だが、これとてなかなか手に入るものでない。
昨夜はたまたま所用で一時帰国した息子と一緒に飲んでみたが、評判通りの焼酎であった。 香り芳醇で、ワインではないかと思える味である。 一般的に焼酎は6:4のお湯割りで飲むが、この焼酎はそんな飲み方ではもったいない。 ちょっと気に入ったぐい飲みに注ぎ、気のままで静かに舌の上で転がすような飲み方をすべきであろう。
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