久しぶりに書店をのぞいたらパソコン雑誌棚で、「スティーブ・ジョブズ伝説」と書かれた雑誌を見つけた。
かつてのアップルコンピュータ、現在のアップルの創始者であるスティーブ・ジョブズの30年というより、初代Mac(Macintosh)を発売してから25年を経たと、そのMacと彼の足跡をたどる内容であった。
特に目新しい内容でもなかったのだが、四半世紀のアップルの流れが記述されているのでついつい買い求めてしまった。
初代Macの項では、AppleIIからはじまってLisaやMacWriteなどを説明、カラー表示をはじめて可能にしたMacIIの記述がない所は、大枚はたいて買った自分としては少し残念な所である。
アメリカンフットボールの試合の合間に流した、ハンマーを持った女性ランナーのプロモーションビデオは、当時対峙していたIBM-PCを叩き潰す映像だったと思っていたが、護送船団のようなPCの流れにMacが一石を投じるんだという内容であったらしい。 記憶というのは実にいい加減なものだ。
初代Mac発表後、スティーブはスカーリーに干されアップルコンピュータを去るのだが、その後の10年ネクスト・コンピュータやアニメーションスタジオであるピクサーでのスティーブの姿についても本特集はページをさいている。
そして、スティーブ・ジョブズが1996年にアップルに復帰してから今日まで、スティーブが登場したマックワールドの内容とエポックメイキングな出来事についても年ごとに詳細に記述している。 この時期、自分はMacをはなれDosやウインドウズの世界にいたので新しい情報に出会うような印象もある。
この特集の最後には、先日も
Stay hungry , stay foolishと記したが、スタンフォード大学の卒業式での彼のスピーチに言及している。
スティーブ・ジョブスは現在静養中だが、こんな特集があると彼の役割の終焉を何気に予感させられてしまう。 ゲイツが去ったマイクロソフトはウインドウズ7のリリースを目前に控えているように、アップルもマイクロソフトも大企業に成長し一人のカリスマが存在する意義はなくなって来たのかもしれない。
本特集を記載したMAC POWERは、以前は月刊誌であったはずで昔購読していた時期もあった。 出版していたアスキーは
アスキーメディアワークスと名が変わり資本関係もいろいろ変遷したようだ。 現在はアスキームックというシリーズで3ヶ月毎に出版しているらしい。 昔のI/Oやアスキー、Oh PCやマイコンなどのパソコン雑誌時代と比べると様変わりして来ているとも言える。 西さんはどうしているのだろう?
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