今日の天気予報では昼過ぎから霰や雪となっており外出をためらっていたのだが、朝10時過ぎには青空が出て日差しも強くなった。 雲はあるものの、こんな天気は珍しいであろうと、先日の信濃毎日新聞にも原の閑貞桜のことが載っていたので午後から観に出かけた。
かなり冷たい風が吹いて閑貞桜にわずかに垂れた枝が揺れていたが、痛々しい姿なのは変わらない。 今年も樹勢を蘇らせるため花芽を摘むことになっていたが、万策尽き果てて樹木の生命のままにすることにしたのか、一転今年は花を愛でることとなった。 奥にある孫かひ孫の枝垂桜が大きくなってきたので、そろそろ世代交代の時期になって来たのかもしれない。
青空の下、残雪を頂いた黒姫山と閑貞桜を一緒に撮れる機会は少ない。 来年もこういう機会が巡ってくればいいのだが、閑貞桜の傍には100年前や20年前の元気な姿の写真や回復作業の内容を示した掲示があった。
そして、次の写真は19年前に我々が初めて閑貞桜に出会った時のものである。 枝ぶりの良さが分かるだろう。 かつては、あの桜の周りでさかんに酒盛りをしたり放尿までしていたらしい。 心無い人々の所作であったと今の閑貞桜が暗に示しているわけだ。
長野へ出た帰りに観たのが飯綱町牟礼平出の丹霞郷の桃の花。 ここからも遠くに黒姫山や妙高山が望めた。 午前中であればもっと山の姿がはっきりと写せたと思うが、それでもこんなに見える機会は少ない。 連休が始まればもっと人出は多くなるであろうし、農家の方が摘花するので鮮やかなピンク色にはなかなか会えなくなるかもしれない。(左が黒姫山、右が妙高山)
0 件のコメント:
コメントを投稿