アップルが新しいタブレット型コンピュータを出すという話題は昨年からあちこちで飛び交っていたが、いよいよ今日(というか向こうは27日)そのiPadと名づけられたコンピュータが発表され、すでにMacファンのブログにはこの話題で持ちきりのようである。 発表会では、いつものようにジーンズ姿のスティーブが登場(病後の彼は何か痛々しい感じがする)し、1971年のPowerBookからはじまったポータブル機の歴史をレクチャーしていたようで、アップルのアメリカのサイトにはその動画映像が掲載されている。
(追記:参考 Apple.comのiPadページ ASCII.jp
アップルの日本サイトにも掲載されてます)
重さ700g弱、iPod Touchを大きくしたような筐体で、ドックコネクタ、マイク、ヘッドフォン用のポートしか有していないので、直接USB機器をつないだりメモリカードを挿すことはできないようだ。 別にドックがあるのでそちらの方から周辺機器にはつなぐのかもしれない。
それにしてもホーム画面はiPhoneと全く同じ(OSも同じ?)。
それにしても、「これ! 何に使うの?」というのが、私の最初の印象である。 電子書籍を見たり、ゲームが出来たり、フォトフレームになったりと、そんな使い方だろうけど、大きくて携帯性に優れているとは到底思えないし、iPhoneと同等の機能であればiPhoneやTouchで十分だ。 が体の大きなアメリカ人が考えそうなリグのようにも思える。 これを見てかつてのNewtonを思い出された方がおられよう。 あれも大きかった。 どうも日本人にはiPhoneほど好まれないのではないかと感じた。 iPadよりiPhoneの文字入力に改善を加えてくれた方が嬉しい。 アップルが出した製品で売れなかったものはこれまでも数多くあり、このiPadが成功するかしないかは誰にも分からず、どちらにしてもこれからどんな使い方をされて行くのか、と同時にマイクロソフト他のタブレットについても注視していこうと思う。
そういえば、スティーヴン・セガールの「暴走特急」という映画だったか、通信手段を断たれた主人公がこのNewtonで指令センターとやりとりしていた場面があったと記憶しているが、そのうちiPadも映画の中でそんな使われ方するんでしょうね。
2 件のコメント:
書籍、新聞、雑誌のディジタル化がすすんでいます。現に新聞社、雑誌社の廃刊破産は日常茶飯事となっています。アマゾンのキンドル(ディジタル書籍)は去年クリスマスセールズでは予想を上回る売り上げだったそうです。日本のオンライン新聞は1項目数行で不十分ですが、アメリカのオンライン新聞は1項目大体2ぺージぐらいが多く、充実したものです。私夫婦は、現在ボストンの新聞を購読していますが、年間費が600ドル近くですので、ディジタル書籍formatを考慮中です。勿論PCでオンライン新聞を読めるのですが、新聞をよみながら、朝食、コーヒーというのが、我々の慣わしでなかなか抜け出せません。iPadで新聞をよみながら朝食、コーヒーとしようかと話し合っています。
IpodTouchでオンライン新聞も読むことはできるのですが、新聞の広々とした感じがでないです。iPadなら幾分ましじゃないかと思いますがね。
ディジタル書籍formatが小中高教育に画期的変化を与えそうです。アメリカ義務教育では、教科書は無償交付されますが、頑丈に製本されていて、2,3学期使われるところが多いです、つまり、生徒は古本の教科書で勉強しているといっても過言じゃないのです。落書き、破損はいつも問題となります。宿題となると、重たい教科書をリュックにつめて行き帰りしなければなりません。キンドルとかiPadはこのような問題を一挙に解決してくれる可能性を提供しています。
iPadが出てくるような社会環境が日本と全く異なる(もしかしたら日本も同じ状況にあるのでしょうが)のかもしれません。 アメリカのように広い国では新聞購読ひとつとっても、おっしゃる通り朝食のテーブルで見られたら配達もないし便利でしょうね。 最近、日本でもテレビやネットニュースで済ます人が多くなり新聞を購読する家庭が減っていると聞きます。 月4千円として年5万円の購読料が勿体無いとか払えないということがあるようです。
そういう意味では日本の新聞社は怠慢というか、もっともっと重要で正しい情報や意見・主張を市民に提供していく姿勢を強めないといけないと思います。 特にネット配信の場合、記事の転用など二次利用されることが多いので、新聞社のネットニュースはアウトラインのみという感じです。 アメリカのようにもっと内容で勝負するような紙面作りをしてほしいし、右へならいのような報道姿勢であってほしくありません。
家の食卓やソファーで、傍にある新聞や雑誌、写真アルバムを手にとって見る場面をiPadに代わるということでは、何か使い道がありそうに思えて来ました。 アマゾンのキンドルのように書籍の電子化はどんどんされていくのでしょうが、ハードカバーの本をめくりながら読むという昔からの読書スタイルも早々に捨てるわけにはいかないように思えます。 そう言いながら読後は書棚の邪魔物になっているのですが。
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