週末に息子家族が遊びに来るというので、今日は中野(市)と長野(市)へ買物に回りました。 中野は野沢温泉や志賀高原の入口ですが、町中に残る雪はわずかで、長靴を履いて行った我々はちょっと場違いな感じでした。
そして北長野でも数箇所回って買物を済ませたのですが、こちらも雪はほとんどなく、帰りに飯綱町の平出地区に来たらやっと雪景色が見られました。 少し標高が下がると確実に春になっていることが分かります。
今日、中野へ行ってはじめて北信五岳(飯縄、戸隠、黒姫、妙高、斑尾)全部が見渡すことができることに気付きました。 ただかなりの遠望で、春のぼやけた空でしたので輪郭がはっきりせず、しかも町中なので遮るものが多く良い写真が撮れませんでしたが、それでも新しい発見をした感じがしています。
次の写真は左から黒姫、妙高で、右がたぶん斑尾山ではないかと思います。 線路が見えますが、これはたぶん長野電鉄でしょう。 もしかしたら小田急電鉄の古いロマンスカーなどがここを通るかもしれません。
信濃町に戻って、夕方の黒姫山には冠を頂いたように数条の雲がありました。 一日ごとに晴れと曇り(時に雪)を繰り返して、徐々に春に近づきつつあるようです。
ところで、あるスーパーで買物している時に、年配の女性(お婆さん?)が店の人に断って、キャベツの外皮をもらっている姿を見ました。 キャベツや白菜など周りの数枚が傷ついたり汚れていたり、また大根に葉茎が付いていると、不要だと置いていく人が多いです。 そんな捨てられたものを集めて生活の糧にしている人がいるんですね。
庶民、特に年配の方はこうやって質素に暮らしているわけで、そんな実社会にあって、さらに税金を上げようと画策している政治家や官僚の存在が思い起こされました。 庶民の生活実態というものを彼らは何も知らず、何も精査せずに、国の財政が不足しているから増税しなければならないと言います。 財政支出の見直しをしないで増税というのは、収入や貯金がないのにサラ金で金を借りて浪費を続ける人と同じで、最後はどうにもならなくなり自己破産となるわけです。 国の財政を破産させるわけにはいかないから増税だというのは実に本末転倒なのです。
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