昨日までは雪が残っている場所を探さなければいけないほどであったのに、今朝は平年と同じ雪国に戻りましたね。 そうは云っても今日の天気予報は"後晴れ"、久しぶりの雪国は夕方までもつでしょうか?
さて、先日、しんまいに、長野市が「戸隠の水」を製造販売するという記事が掲載されていた。
水商売とは良く言ったもので、空気と水はただだと思っていた日本人ですら、昨今は百数十円を出してペットボトルの水を買うのが当たり前になって来た。 従い、名水と云われるミネラルウォーターを売る商売は良い稼ぎになるのかもしれない。 そうは云っても実際は、採出(水)権や諸官庁の認可取得、検査や殺菌設備などが必要であるし、競合他社も多いので、利益を出すのは大変なことであろう。 既に、国内には500以上の商品があるらしい。 長野市は営業利益より、イメージアップの効果を期待しているとのこと。 ミネラルウォーターを検索すると、ウイキペディアの他、いくつかの説明サイトが見つかった。
日本ミネラルウォーター協会
ミネラルウォーター大全
ミネラルウォーターこれだけ知っ得
戸隠の隣町になる、我が信濃町の水道水もけっこう美味しいと自分は思っている。 何かにつけて書くことが多いが、街中の水と比べてパンの焼き具合いとか膨らみが違うと家内は言う。
以前は、この水を売り物にしたらと思うほどであったが、いよいよ長野市が先行するらしい。 しかし、黒姫や戸隠のかなり奥まで人間や動物が踏み入れているし、近くには畑や牧場などもあるので、真に純粋な自然水を採取するのはなかなか難しいのではと思う。
さて、日本のミネラルウォーターは加熱殺菌が義務付けられている。 しかし、これでは折角の自然水が(分子レベルで)死んでしまい、体内に摂取しても細胞に入り込んでいかないと言う人もいる。
信濃町の水が美味しいと思っていたが、昨年から、ウォーターサーバーとして提供され、加熱していない自然水を飲むようになったら、これが実に美味しいのだ。 舌から喉にかけて、水の滑らかさや甘味すら感じるのである。 炊飯(玄米)では、ご飯の炊き具合が数段良くなって美味しくなる。 最近はこちらの水に執心している。
制度のことはよく分からないが、200cc程度のボトルは加熱殺菌しなければいけないが、我々が多用しているような11リットルという大きな容器で提供されるものは、非加熱製法でも良いということらしい。
なお、フランスやスペインあたりへ行くと、黙っていても食事の時にワインはついてくるが、水を頼むと別料金を払うことが殆どだ。 また、場合によってガス入りの水が出てくることもあるので、ガス入りか無しかを特に言う場合もある。 日本ではガス入りは少ないが、すっきりするし甘味もあっていいのだが、時間が経つとやたら不味さが目立ってくるので、早々に飲み干すことが肝要だ。 ガス入りはあまり日本人の体質には合っていないかもしれない。
ついでに、昨今の人々は、コーヒー飲料やコーラなど炭酸飲料をよく飲むが、甘みの過剰摂取になるし、炭酸は骨を溶かすなどの悪影響がある。 果汁飲料なども添加物だらけで、添加物の一つ一つは体に害はないとされているが、複合汚染の影響は誰も調べていない。 体に悪い恐れのあるものを飲用するより、自然水に徹することは非常に大事なことだと思う。
長野市が「戸隠の水」を製造、発売 水道水の水源を利用 2月22日(木)
長野市水道局は21日、同市が水道水に利用している「戸隠水源」の水を浄水し、500ミリペットボトルに詰めた「戸隠の水」の製造を始めた-と発表した。飲料水を買う市民の増加や、節水型家電製品の普及などで、旧市街地では水道水の使用量が年々減少。このため、水道水のイメージアップを図り、利用量回復につなげたいと企画。会合で配ったり、市の施設で販売したりする。
「戸隠の水」は、戸隠水源の水を利用している往生地浄水場で、水道水と同様にろ過、塩素殺菌した水を加熱処理して詰めた。1万5000本を製造し、浄水場見学者などに配布するほか、1本100円で販売する。売れ残った分は、災害用の備蓄として利用する。
全国で自治体が水道水をペットボトルに詰めて販売する動きが目立つ中、長野市は1本当たり約90円のコストがかかるとして、採算を理由に販売にはそれほど力を入れない考え。浄水処理した水道水をペットボトルに詰めた「東京水」を製造している東京都水道局も「飲めばおいしいと言ってくれる。採算は取れないが、徐々にイメージアップにつながっている」とする。
長野市水道局は「戸隠の水はミネラル分が少ない軟水で、飲みやすいのが特徴。おいしさを実感してもらうことで、自然豊かな長野市のイメージアップにもつなげたい」と話している。
信濃毎日新聞より
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