今日の暦から : 頭寒足熱で能率的な仕事
このお寺さんは、昨年、偶然見つけたものだが、碑文をあらためて確認しようと思ったのである。
「ひねくれ」の中では、一茶はその女を"おりよちゃん"と呼んでいるが、香誉夏月明寿信女という戒名からであろうか、境内にある碑文には寿女(ひさじょ)と書かれてある。 お墓は墓地の奥であろうか、崖に近い所にあったということだが、本堂か建物を作る時、もしくは無縁仏として合葬されてしまったのであろう、現在はその場所も分からないと表示があった。
「ひねくれ」の中で、おりよちゃんが登場する場面は、2ヶ所ある。 一つは祥月命日に、心を寄せていたであろう未亡人の花嬌が住む富津(前回金谷と書いたが間違いのようだ)から浦賀へ渡る場面と、故郷柏原での菊女との婚礼の時である。 よく読むと、富津から百首という場所へ移動して浦賀へ渡ったと記述があり調べると、富津市内に百首城という城があった場所があると、君津地方歴史情報館というサイトを見つけた。 これを見ると、花嬌の弟は金谷の華蔵院という住職であり、姉ともども一茶の俳友であったと、花嬌の墓は大乗寺に現在もあると説明があった。
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