気象予報士は、エルニーニョ現象により南の高気圧が強くて、西高東低という日本型の気圧配置にならないため、気温が高く雪降りも少ないと伝えている。
安易に温暖化と云わないまでも、雪が降るべきニューヨークで降らず、温かいはずのカリフォルニアで降ったり、アルプス山中で雪がないなど、やはり異常な現象としてこれらの気候を捉える方が正解のように思える。
さて、先日、信濃町に隣接する妙高山が見える所で、かんずりを作る(唐辛子を雪に晒す)風景をテレビで見たと、信濃町に育った方から聞いた。 確か、かんずりは新井で作るものだし、あそこから妙高山が見えても遥か遠いのではと不思議に思った。 自分の記憶では、新井の広い田圃に積もった雪の平原にばら撒かれている唐辛子の風景なのである。
そんなことを思っていたら、信濃町のある方のサイトに、今年は雪がなく、晒す場所がないため、妙高山麓の雪がある場所に移動して作業が行われたと書かれていて納得した。
そして、かんずりの会社のページを見たら、平野部は積雪0で、妙高のほおずきヶ原に移動して、晒し作業を行っているとあった。
このかんずり(寒造里)だが、道の駅しなの「ふるさと天望館」の棚にも置いてあるのだが、小瓶しか置いていないことが多い。 最近、人気が出てきたのか土産店に置いていないこともあって、なかなか買えない食材になりつつあるようだ。
香辛料の類は西洋もの、中国もの、韓国もの等色々あり、それぞれ使う料理が違うのであろうが、日本人向きの旨みを感じる香辛料を考えた時、このかんずりがダントツだと思う。
かんずりは、一般的には鍋料理などによく使われるであろうが、我が家では、さっと湯通ししたモヤシ(良いモヤシを使う)に、薄いポン酢をからませる時にかんずりをよく使う。 さくさくとしたモヤシの歯ざわりと唐子味が合うのである。
かんずりの会社のページをよく見ていたら、会社の所在地は妙高市とあるものの、アライリゾート(ここもスノーパークに名称が変わったのかな?)の入口だから、やはり新井にあると言うべきか、市町村合併で行政区域が変わってしまうことはよくあり、これからは妙高のかんずりと聞いても不思議に思わないことにしよう。
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