東京から来ていた息子家族は今朝早々に帰り、再び二人だけの静かな生活に戻ったのだが、まだまだゴールデンウイークの真っ只中、町内では大勢集まってバーベキューなどを楽しんでいる様子が車窓から見えていた。
日中、庭の草取り作業をしたが、日差しは強く初夏と思わせるような暑さが感じられた。 と言っても夕方日が沈むと、やはりひんやりとした空気が漂ってくる。
町内の桜はほとんど花開いたようで、柴津の枝垂れ桜も満開で、やや緑の葉も見えて来たので、満開の桜を楽しめるのはここ数日かもしれない。 他の桜もそうだが、どうも花芽の数が今年は少ないように感じる。
原の閑貞桜はその役割を終えつつあるように思われたが、町役場か観光協会が閑貞桜の次に、この称名寺の枝垂桜を売り出そうと考えているのか、養生の申し入れがあったそうだ。 閑貞桜があれほどまでに痛んだのは、幹の傍で宴会をやったり小便をしたりというようなことがあったらしく、それで今見られるような寂しい姿になってしまったらしい。 最近になって延命策を施していたのだが、万策尽きて諦め、町内で同じように古くて立派な枝垂れ桜を有する称名寺に矛先を向けたようだ。 住職は花木は自然のままに生かすのが道理だと、養生の申し入れを断ったとのこと。 閑貞桜を生かすことができなかった者たちが、同じ手立てで柴津の桜を弄くるのは危険きわまりないと素人でも思える。
私が、2月から4月まで参加していたピースウォークfrom沖縄で寄ったお寺さんなどでも、この称名寺の石の鐘をご存知の方が居られて、わざわざ観に行って来たと仰っている方もいた。 もしかしたら、信濃町の中で、全国に一番知られているのは、この石の鐘ではないかとも思う。 そういう事実を町内の人達が一番知らないのが残念であり、町の活性化策の一つとして、この称名寺の鐘を利用し平和の町として全国に売り出すことも可能だと思うのだが、そういうアイデアを出される方はいないのであろうか?。
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