5日の朝、飯綱町方向からサイレンとともに消防車が2台やって来るのが見えていた。 信濃町柏原には鳥居川消防署の分署があるのに変だなと思っていたら、黒姫山のオオダルミで登山者が一時行方不明になったと、その捜索のための出動のようであった。 5月下旬でも黒姫山頂付近の残雪は多いが、今年の雪解けは例年より遅いようなのでオオダルミでもかなりの雪の量であったと思う。 遭難された登山者は無事で救出されたとのことであった。 そういえば6月上旬には観光協会主催の黒姫山登山会があるが、ここ数年登っていないので久しぶりに参加してみようかと思う。
さて、数年前から信濃町では公共下水道事業(ようはトイレの水洗化)が展開されており、町内のどこかしらで道路を掘り返している光景が見られていた。 昨年から、我が家がある地域にもその工事がやって来たのだが、連休明けから地域に入る主要な道で、しかも信越線と鳥居川を跨ぐ箇所で工事が始まっている。 そのため歩行者以外は全面通行止めとなっており、車で買物に出るには針ノ木から柏原へ出るか、ウイスタリアン(別荘地)から諏訪の原を抜けるしか手立てがなく、出不精となりつつある。 木々の間に商店の家々が見えるというのに、工事は来月上旬までと1ヶ月の工期らしく、それまで我が地域は陸の孤島となってしまった感がある。
その工事が終わっても下水道がすぐ供用開始するわけでなく、戸別負担金35万円(7年間の割賦が可能らしい)の支払いに加え、トイレの水洗化戸別工事、ついでに傷んだ箇所のリフォームと散財案件を済ませなければならない。 地域には合併浄化槽があり台所排水などを浄化しているが、この施設の維持管理費を住民が負担しており、水洗全面化以降は不要となる施設で、その処置についての決定はいまだされていないなど、積み残しのまま工事が進んでいるようにも思える。
今朝のエントリーで雨はたいしたことがないと記したが、夕方までしっかり降って、気温も20度を越えず、昨日までの30度を越えた天気がウソのようである。 そして夕方近くになり雨足が弱くなったと思ったら霧が立ちこめている。 今日は為す術もなく二人してパソコン画面に向かっている一日になりそうである。
とここまで書いて、今日一番書きたいことを思い出した。
「美味しんぼ」という漫画と言って良いのか私は知らないが(料理のことを記した漫画だという程度の認識しか当方にはない)、その著者である雁谷哲氏が4日付けの日記に書かれていた「鳩山由紀夫氏を攻撃するのは誰か」に合点してしまったのである。 以前、当方でも「天皇の玉音放送」という記事を残したことがあるが、雁谷氏が述べているように、昭和天皇と岸伸介ら自民党党首がこれまでの日本をアメリカに売り渡して来たわけで、その事実を日本人はもっと認識しなければならないし、半世紀以上にわたるその不始末の整理に鳩山氏が今直面していると考えるのが妥当なわけである。 こういうことを言うと皇室や政治体制を否定する奴は日本人にあるまじき輩だと短兵急に考える人達がいるが、戦争責任と皇室の存在とは次元の異なる問題なのである。 かつての自民党政府から金を貰っていたかもしれないコメンテータやタレントが出演する番組などを見て洗脳され、安易に「鳩山には指導力がない」と言ったり、「なるようにしかならないのさ」という厭世感を抱くのではなく、自分たちが住む社会は自ら築いていくのだという気概を持ってほしいとつくづく思うものである。 とにかく侵略戦争をするための米軍基地は日本国内にはあってはならず、薩摩藩の時代から苦しめられて来た琉球民族を解放すべきであると同時に、日本は諸外国からきちんと認められる独立国となるべきである。 雁谷氏が書かれているように、アメリカという国と多くのアメリカ人は、日本はアメリカの属国であって、一人立ちも出来ない「Fading Japan」という認識しかないのである。 それほどまでアメリカに馬鹿にされた挙句に、さらに国民の血税を貢いでいる国なんて、地球上にはどこにもない。 経済界も金儲けばかり考えていないで、日本国の自立ということを真剣に考えてもらいたいとつくづく思うものである。
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