黒姫生活が1ヶ月を越えると不都合なことがあったり、やらなければいけない事が色々出て来ます。 特にこの時期は、年末年初の挨拶の準備をしたり、海外に駐在する息子が、人間ドック、仕事、休暇などを含めて一時帰国することもあって主住場所に戻っていなければなりません。 宅配業者の中でクロネコヤマトは転送サービスがありますが、他業者はそのようなサービスをしていないようです。 また郵便留置は1ヶ月しか保管してくれず、転送も叶わないのです。 色々なお知らせや支払い報告に加え、時にはうっかりして督促状が届いてしまうこともあるのです。 従い主住場所を離れるのは1ヶ月が限度ということになります。 今の所、黒姫の雪降りは多くありませんが、来年1月?2月は相応の積雪がありますので、その頃に再び黒姫に戻ろうと思ってます。
昨日は朝まで雪が降って、除雪ブルは来なかったものの、道は10数cmの積雪があり、可燃ごみを集積所へ出しに行くのに、久しぶりに雪を踏みしめたというか、滑らないようにと歩幅を小さく注意して歩きました。 そんな雪も、昨日今日の日中の暖かさで溶けてしまいました。
さて、昨日、中勘助の「島守」のことを書きましたが、野尻湖観光船乗り場近くにある野尻湖支館(公民館)の駐車場脇であったか、中勘助の詩碑があったことを思い出しました。 と言いながらも内容を記憶していなかったのですが、どなたかのブログに記載がないかと調べたら、東信(長野県東部)の四季を伝えている、「オコジョの散歩道」に詩碑についての記載がありました。(20090213付 野尻湖2 周囲と歴史とhttp://shinshu.fm/MHz/90.97/archives/0000270900.html)
ほほじろの声きけば 山里ぞなつかし
遠き昔になりぬ
ひとり湖のほとりにさすらいて この鳥の歌をききしとき
ああひとりなりき ひとりなり
ひとりにてあらまし
とこしへにひとりなるこそよけれ 風ふき松の花けぶるわが庵に
頬白の歌をききつつ いざやわれはまどろまん
ひとりにて
現代の野尻湖畔では、車や観光関連の騒音に遮られ、この詩にあるような情景を感じることはなかなか出来ないと思いますが、それでも観光シーズンを避け初春や晩秋の時季であれば、そんな感傷にも浸れるでしょう。 「ほおじろ」という鳥は、ウイキペディアによれば東アジアに広く生息し、雀ほどの大きさで、「ピッピチュ・ピーチュー・ピリチュリチュー」などと鳴き、聞きようによっては「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)とか「源平つつじ白つつじ」などと聞こえるそうです。 これまで何度も聞いて来たと思うのですが、ほおじろの声と併せ中勘助の詩情を来春には野尻湖畔でもっと感じてみたいと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿