東北地方では積雪1mを越える地域も出ているようですが、黒姫も連日の雪降りでかなり積もっていることでしょう。 でも今日は昼前から束の間の晴れ間があったようで、カメラからも全山冠雪した黒姫山と同時に白くなった街並みが見えていました。
さて、先月、あしなが育英会から届いていた新聞「あしながファミリー」に、「元祖あしながさん」と題した記事が載っていました。 既に故人になられた上田さんという歯科医の方が、毎月養母の墓参りの帰りにあしなが育英会へ現金書留を送られ、その援助がきっかけとなって今日の「あしなが奨学金制度」が生まれたとのことです。
編者は、「陰徳」という表現を使われていますが、誰に知られることもなく困っている人に手を差し伸べる心こそが大事で、共生社会を望む我々に一番求められている心構えではなかろうかと思います。 年末のこの時期、ボーナスが出たとデパートは買い物客で賑わい、クリスマスだと美味くもないデコレーションケーキを買う姿がしばしば見られますが、一時の満足に拘泥するより、必要な所にお金を落とすことの方が大事ではないかと思います。 ただ、駅頭に立つ募金活動の中には、宗教活動の一環であったり、いかがわしいものもあるので、十分注意する必要はあります。
それにしても、「あしながファミリー」を読んでいると、事故などで親を亡くし一時辛苦をなめながらも仲間や育英会の手助けで明るい未来への希望をつかみ頑張っている若者の姿を見ることができ、逆に今の世に悲観しがちな年寄りにも望みをもたらしてくれるものです。
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