師走になるとあちこちから来年のカレンダーをいただきます。 バブル期であれば航空会社や自動車メーカーなどの色彩豊かなものや女性モデルが写ったものなどが大変人気だったのでしょうが、景気が悪くなってからは銀行で配布しているものも一枚物のあまり経費がかかっていないカレンダーが多くなってきたように感じています。
黒姫でいただくカレンダーは農協とプロパンガス供給元からですが、それぞれ時季に応じた知恵が記載されていていつも重宝しています。
そんな中、先日はイギリスに住む知り合いから蒸気機関車の絵が記載されているカレンダーが贈られてきました。 私がイギリスの鉄道に出会ったのは15年前の1995年で、夫婦でイギリスをバックパックした二週間ででした。 クロテッドクリームをのせたマフィンが美味しかった喫茶店の主人が秘蔵していたのでしょう蒸気機関車の設計図を見せてくれたり、カーディフへ行く途中でナローゲージの鉄道(遊園地の汽車のように小さい)を見たり、また、スノードンの山岳鉄道に乗ったり、グラスゴー駅の脇のホテルに泊まった時構内に響きわたるアナウンスを夜中聞いたことなど、色々鉄道に接した思い出が今でも浮かびます。 中でもヨークにある鉄道博物館は圧巻で、蒸気機関車が何台も動態保存されていて機関車を載せた転車台の運転なども実際に見せてくれていました。 日本にも鉄道博物館や碓氷峠鉄道文化むら、梅小路蒸気機関車館、交通科学博物館がありますが、その規模や保存数において相当の乖離があるように思えました。
あの時にお会いしたイギリスの老夫婦とは今でも文通し、数年前には高齢にも関わらず来日され、黒姫周辺や京都などを案内しましたし、旅行中にお世話になったイギリスに駐在されていたご夫婦とは帰国後現在でもお付き合いさせていただいています。 そんな出会いを思い起こしてくれるのが、イギリスからのカレンダーなのです。
蒸気機関車が黒姫にやってきたのを見たのは、1994年11月そして2008年11月。 どちらも同じD51型であったと思います。
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