先日、米マグドナルドの創業者未亡人が15億ドルの寄付をしたと報道されていた。 今までで高額な寄付はビル・ゲイツの60億ドルらしい。
日本でも、昨年ソニーの大賀名誉会長が退職慰労金の実質手取金12億円を軽井沢町に音楽ホールを作る目的で寄付をすると紙上を賑わしていた。 むやみに所得税や相続税を払うよりは、目的のある資金提供をしたいと寄付される方が時々いるがこのような高額なものは少ない。 というか、日本人には無償の資金や労力を社会に還元するという意識が少なく、従って寄付行為に対する税務上の軽減措置もないに等しいのである。
翻って我々個人を見た時に出来ることは毎月の収入の中から、もしくはボーナスが出たからと数千円程度の寄付しかできないのが現状なのだ。 そんなチリのようなものであっても、同じ思いの人が増えれば役には立つはずである。 先日、ウガンダのエイズ遺児を救おうという「あしなが・ウガンダ」のレインボーハウスからサンキュウカードが届いていた。
多くの人が知っているように「あしなが育英会」は、交通遺児を励ますことから始まり、今やワールドワイドな運動になっている。 しかも、その活動の中心は、学生や若者なのである。 そのことを知って少しでも役に立てればと思うのは私だけではないであろう。
我が家で、その他に時々支援するのは、アムネスティ、国境なき医師団、フィリピンの孤児を支援する会、司法および報道による被害者を支援する会等々である。
それぞれの実状を知るといたたまれず、どれほどの効果があるか分らないが、少なくとも何もしないより、また支援する人がいることを知らせるだけでも意義があるのではないかと思い僅かな金額を送っているのである。
(旧徒然日記から転記)