平日のため英語が話せる息子さん達は仕事なので、フランス語のガイドブックと辞書を片手に意思の疎通をはかったが、手振りを加え、しかも分かった振りをして、まぁどうにかなるものであった。 話が混み入ってくると、お互いに少しイライラしながらも、しばらくすると意図が解せるという事の繰り返しであった。
北鎌倉駅で待ち合わせたのだが、普段であれば閑散とした谷あいの駅であるはずが、今日は大変な人出で、自分もその一人なのだが、日本にこんなにもたくさんの暇な老若男女がいるものだとまずは驚いた次第であった。
初めに訪ねたのが円覚寺だが、ここで時間をとり過ぎて、建長寺や東慶寺、明月院などは省略し八幡様へ。 賑やかな小町通りの商店街を抜けて裏駅(現在は西口と言うそうだ)へ。 昼食は家内の知り合いが経営している佐助のとある店へ。 ライスはサラダであるという認識の彼らに、塩はかけないと云って食べさせ、味噌汁も体験させてしまった。 ビアンとは言ったがトレビアンとは言わなかったので、あまり気に入りはしなかったであろう。
大仏殿を見学してからは光則寺と長谷観音をスキップして、坂ノ下から成就院へ。 アジサイは満開であったが、最近NHKで放送されたとかで大変な人出でカメラに収めようとするも、ファインダーのどこかに人影がかならず残る写真であった。
ボルビック(水)を生産する地に近い山間の町に住むという彼らにとって海は珍しいであろうと、江ノ電で江ノ島へ移動。 甥っ子が世界の砂を集めていると、海岸に下りて砂を集めていた。
彼らの日本滞在の後半は息子さんが休暇を取り、京都や奈良、広島などを見学するらしく、我々の役目は今日で一応終わった。
今の鎌倉はどこも紫陽花だらけであるが、鎌倉市観光課のページを見ると、やはり明月院、東慶寺、光則寺、成就院などが見ごたえがありそうだ。 社務所で聞くと、まだ咲きはじめで一週間ほど先の方がもっと綺麗になるらしい。 それにしても拝観料を取って写真撮影不可としている寺院もあれば、まったく無料で手入れの行き届いたお寺さんもある。 そういう所にも住職の性格が出るのかもしれない。 個人的なお勧めは、光則寺と成就院だと思う。 どちらにしても、朝一か夕方を選ばないと、俄かカメラマンの頭を映すことになってしまう。
今日の暦から : トイレのタオル熱湯消毒
0 件のコメント:
コメントを投稿