山桜開花と苗名滝

　我が家の窓辺にある山桜がやっと開花した。　ほぼ去年と同じタイミングであったが、早朝一つ二つ開いたなと思ったら夕方には６～８分ほどになってしまった。　間もなく夜９時になろうとしている只今の外気温は１５度。　数日前までは５～８度と一桁台であったが早朝でも二桁の数値を示しており、確実に暖かくなっている。　明日には満開になって、雨の予想もあるのでたちまちのうちに散ってしまうかもしれない。　あとはゲレンデの八重桜を愛でて黒姫の桜シーズンが終わることになる。

　

　そして、先日到達できなかった苗名滝を見に出かけた。　通常は杉野沢から入って行くが、連休で人も車も多いであろうと、高沢地区から入って行ったが、それでも数台の車が止まっていた。　たぶん殆どの車が山菜採りに来ていると思うが、出会った一組の方は双眼鏡を携え野鳥観察に来られていた。　うかがうと、既に戸隠で観察してきたが、野鳥の種類が随分と減少している由。　自然界の個体数も温暖化の影響を受けているのかもしれない。
　苗名滝の水量は大変多く、別名地震滝と言われる様相を呈していた。

　

　歩きながらどうしても山菜に眼がいってしまうが、あの辺りでももう終りそうで採れるものが少なそうだ。　本職の山菜採りは、もっと山深い所へ入っているのであろう。
　行き来した道の脇にあった蕎麦所、仁の蔵も高沢も広い駐車場に車が一杯止まっており、お客さんは外まで溢れていた。　そして天望館でも車を停めるスペースがないほどで早々に帰って来てしまった。　そろそろ帰宅ラッシュが始まり高速道路では渋滞が始まっている由。　楽しさの後に辛さが残るのは日本人の休暇の取り方の宿命なのであろう。