仁の倉から瑞穂保健休養地そして前山ゲレンデ方面へ抜ける道を走っていると、左手に次の看板が見えて来る。
写真のとおり、「黒姫山別当職寶林禅寺雲龍寺中之宮跡 是より林道250m先」と表示されている。 現在の雲竜寺はJR黒姫駅近くの赤渋地区にあり、ここに掲示されている雲龍寺と同じ寺院のことなのか分からない。 以前もこの案内を見て何があるのかと気になって林道を進んで行ったが、やがて小川に出会い、うっそうとした林に怖気づいて、途中で折り返して来たことがあった。
今日はまだ生い茂ってはいないであろうと、再び林道に入り小川に渡してある丸太を越えて、流れの速い小川に沿って進んで行った。 やがて岩の上に社がある場所に到達し、何の掲示もなかったが、たぶんこれが中之宮跡であろうと思った。 降雪による社の倒壊を防ぐためであろう、丸太が何本も組み合わせて針金で縛ってあった。
黒姫山の奥深くにかつて住んでいたというサンカ(山窩)の民を描いた「鳴けない山鳥の詩」(道の駅天望館で販売している)という書籍には雲龍寺のことが出てくるが、その話とここは関わりのある場なのかもしれない。 その謎解きが出来たら黒姫の歴史をもっと知る手立てにもなろうと興味が湧いて来るのであった。
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