国際村に別荘を持つ方から、「ドイツ生活から生まれた私のお菓子」というレシピ集(本)をいただいた。 30数年間、パンやケーキを焼いてきた家内にふさわしい著作物だと特に選んで下さったようだが、下さった方のご主人からは、焼き上げた完成品をぜひ賞味したいという添え言葉付きであった。
本書を書かれた田中典子さんは、巻頭文によればドイツに30年以上住まわれ、ドイツ人家庭の奥さんから教えていただいたレシピなどを日本人向けに、あるいは日本で手に入る道具や材料に合わせアレンジされてきて纏められた由。
日本の著名な方のレシピ集には肝心な手順を隠していたり、あえて表現しなかったりするケースが目立つが、本書は丁寧に手順を記しており、しかもパンやケーキの断面を写真で残しているので出来上がりが分かりやすいという家内の感想である。 ただ、材料をひとつひとつ見ると、そのまま使うのではなく他のものに置き換えた方が良いものもあるらしい。
内容としては、基本生地の作り方からはじまって、ケーキ53種、クッキー26種、塩味のケーキ他6種、パン13種、お祝いのトルテ3種となっている。 目次を見ていると、フルーツケーキやザッハトルテ、クネッケ、シュトレン等々、これまで家内が焼いて来たものもあって、賞味するだけの身ながらも本書は何か身近な存在のように思えた。
なお、出版元は婦人の友社、頒価3800円とある。 定価という表示でない所を見ると部数限定の出版物なのであろうか、月刊誌「婦人の友」で本書の広告を見たと家内は言うが、サイトの書籍案内では見つけることができなかった。
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