今朝、ロック歌手の忌野清志郎さんが亡くなられたと知った。 彼の音楽についての理解は全くないのだが、これまでの彼の行動や音楽活動を漏れ聞いて、彼の性格に感ずるものが多々あった。 特に民の心を無視した体制的な動きには真っ向から反発し、その意思を明確にされて来たことは実にすばらしいし、エンターテイメントの世界でも稀有な人格であったと思う。 戦争犯罪人と思しき老害が長生きしいつまでも政治世界で力を鼓舞している反面、彼のような純な人物が早世したことを知ると、実に世の中は不条理だと思わざるを得ない。
さて、手元に「ぞうのババール」という音楽物語のCDがある。 これは黒姫高原に住んでおられた詩人・矢川澄子さんから昔頂いたもので、この絵本の語りを忌野清志郎さんがされているのであった。 録音が20年前なので声が随分と若い。 このCDを矢川さんから頂いた時、忌野清志郎さんは「大変純な人だ」と言われていたことを家内は今でも覚えている。 矢川さん、忌野さん、黒姫に居て共に大事な人の訃報を聞くと心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになってしまう。
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