東京から来られていた友人ご夫妻が二泊して今日帰られた。 蕗やタラの芽などの山菜がほぼ終りかけた時期にあたっていたので、期待されていた山菜に出会えるか気になっていたのだが、黒姫の自然を十分に満足されて帰られたようでホッとした。
彼らはふだんから野山の草花に接し、知らない草があると、まず口に含んで確かめる。 イタドリなどは酸っぱいので我々は口にしないのだが、塩をつけて食べると美味しいと喜んでおられた。 そんな山菜採りの合間に本職の山菜採りにも会えて、採り方や楽しみ方を教えていただき合点したことが多かった。 山菜採りで他人の庭に入ることは許されず、常に種となる実や芽は必ず残す。 クレソンのような野草はカッターなどを使い上部だけをいただき、根をひっくり返してから切るなどという所作は決して行ってはいけない。 根をひっくり返せば、結局種は絶えてしまうことになり、その場所での採取ができなくなる。
客人には我が家の庭で育った蕨も加え満足されて帰って行かれたが、教えていただいたヨモギのお茶やエキス作りのため、今日は再びヨモギ採りに出かけてしまった。 ヨモギは我が家の周辺にもあるのだが、人里近くはお犬様の助けを借りて育ったものが多い。 あまり気持ち良くないので、人が入らない場所での採取となったわけであった。
さて、我が家の窓辺の山桜はほとんど散ってしまったが、庭に植えてある姫りんごが開花した。 りんごの花と同じように咲いてしまうと白くてあまり面白い花ではないが、蕾は赤色していて、白と赤が混じるとほどほどに楽しめる。
そして脇にあるオオデマリが間もなく白くてふっくらとした花を咲かせるのではないかと構えているように思えた。 黒姫でもまだまだ花の時期は続きそうである。
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