郵政民営化や「かんぽの宿」など郵政資産の廉価払下問題、さらには障害者団体の郵便料金割引制度の悪用など、郵政にかかわる政治案件が目白押しだが、どの案件も政治家や一部経済人、利益団体を利するために行われると同時に、政治担当能力の無くなった与党とこれに拘泥する高級官僚が野党を追い落とすために恣意的な画策を行っている。 小沢氏の政治献金問題も今回の厚生労働省局長による証明書問題も、与党議員の周囲を掘ればいくらでも同様の事象は出るものであろう。 総務大臣であった鳩山氏の意思を的確に活かせば、次の総選挙への不安もなかったろうに、今や与党は泥沼の中で深みに落ちないように必死にもがいているように感じられる。
さて、趣味というほどでないが、中学生の頃から郵便切手の蒐集を行っていたが、たびたび記念切手が発行されるし資金的にも続かなくなて止めていた。 しかも、昨今蒐集家が少なくなり旧い切手の価値が額面を割るようになってしまい寝かしておいても意味がないので、日本を代表するような絵柄のものは海外へ出す郵便物に使っていた。
そんな中、先日、郵便局で、「ふるさと 心の風景」と題した、原田泰治さんの作品を使ったシートを見つけた。 原田さんの絵はどれも故郷を思い起こすような懐かしく心休まるものである。 早速、その切手を購入したのだが、勿体無くて使えない。 使わないと郵便事業に寄与(寄付)したことになるのだが、そうやって未だ切手を買う人は多いであろう。 そこまでしているのに、郵政民営化の影で金稼ぎをする者(一例:オリックス)がいたり、膨大な郵政資産をアメリカの軍事費の元になる米国債購入の原資にするなど、一小市民としては国民不在の郵政に憤りを感じてしまう。
諏訪湖畔にある原田泰治記念館は一度訪ねたいと思っているが、サイトを見たら今春「春の風景」というシリーズが出たと記載され、原田泰治さんの個人サイトにも詳しく出ていた。
今回購入したものをイメージにしてみたが、切手とはいえ作品だし有価証券なので複写は問題あろうと思い、どことなく絵柄が分かる程度に回転縮小し、しかも日本郵便や金額の文字を消してみた。
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