そろそろ黒姫では蛍が乱舞しはじめる頃だと思うが、梅雨が明けないとなかなか出かける気になれず、従いここに記す話題もあまりない。 そこで数年前のアルバムを残そう。
欧米の6月は卒業シーズンであるが、5年前の6月我々も卒業式に出席するためにアメリカへ出かけた。 場所は大西洋側のボストンから左へ視点を移した五大湖近くの町で、コダック発祥の地だとかゼロックスの本社があると聞いたが、繁華街はなく、だだ広い道路と住宅地が続くばかりで、車がないと陸の孤島にいる(生活が出来ない)感じの町であった。
少し大きめのBBに宿泊したのだが地図も交通機関も全く分からず、送り迎え付きで学内を案内してもらった。 アメリカの卒業式や式後のパーティーを垣間見たわけだが、まぁ映画やニュースで見るような風景とあまり違いはないので目新しさはなかった。 ただ名前が呼ばれる成績優秀者の中に日本人は実に多くいた。 しかし、式後のパーティーとなると日本人の学生は壁の華で踊りの輪に入らず、一人父親が日本人だという二世がパートナーをみつけダンスを楽しんでいた。
5年前でも日本から来た一部の卒業生は仕事が決まっていなかったようだが、昨年から今年にかけての経済情勢では特別のルートがなければそう簡単に就職先は見つからないであろう。 日本の大手金融機関は表向き人材採用をしている振りをしていても現実には門戸を閉ざしているらしい。 まぁ、それでも余裕のある企業は、この際に能率の悪い職員を解雇し優秀な人材を求めようとしていると聞く。 しかし、そういう枠は少ないだろうし、キャリアの(少ない)ない卒業生にとっては今年は一番の茨の年だと思う。 彼らは、景気回復を一番に望んでいると思うが、はたして日本の大臣はこのような雇用状況を真に理解されているであろうか?(下段の写真の半旗は、レーガン元大統領の死去・葬儀のため)
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