長野県内のケーブルテレビ局がキーになって、それをNHK長野局がまとめていた番組で、ケーブルがない信濃町は当然入っておらず、ケーブルのある戸隠は野菜の収穫場面がわずかに出た程度で、蕎麦の話題はなかった。(そのかわり、先日の「小さな旅」では戸隠を映していた)
飯山、中野、小諸、佐久、伊那、等々、各地を回っていたが、細かく覚えていないが、最初に出たのは、飯山の山ごぼうの葉の繊維をつなぎにした富倉そばであった。 つなぎを作るのも、捏ねるのも大変な作業のように見受けた。 以前にもテレビの映像で見たことがあったが、これは未だに食していない。
伊那の箕輪町であったか、「赤そば」というのを初めて見た。 赤い花を楽しむということだが、味わうこともできるらしい。 これも試してみたい。 以前、黒姫で、この赤い花を見た時に、韃靼そばと早とちりしていたが、韃靼は黄緑色だとのこと。
赤そばは、もともと雲南省からヒマラヤにかけて生息しているもので、1987年、ヒマラヤの標高3800メートルから、赤い花の咲くそばを日本に持ち帰り、信州大学の氏原暉男教授が品種改良を行ったものが赤そばで、色はピンクから真紅になったと、高嶺ルビーと名を付けた由。
そういえば、9月下旬、黒姫童話館の散歩道を歩いている時に、この赤そばの花を多く見た。 なかなか綺麗な色をしており、これと通常の蕎麦の白い花とを対比させたら、面白い風景ができるかもしれない。
黒姫で実った蕎麦を原料とした「黒姫」と名づけられた蕎麦焼酎があるが、番組の中で佐久の醸造元の映像が流れていた。 ひょっとして、「黒姫」を作っている伴野酒造ではないかと、目を凝らしたが分からなかった。 因みに、家内は、名古屋のとある和食店で、この「黒姫」を見たと云う。
番組では、蕎麦打ちをした後、脳が活性化され若返ると、その実証画面を流していた。 なかなか奥が深い蕎麦なのだが、生産量から見ると、北海道が1万トン以上で、長野、茨城、福島が2000トンを前後している状況だし、それ以上に海外からの輸入、特に中国からのものが多いので、普通の店で食した時は、生産地のことまでは分からない。
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