先日、黒姫駅前にあるお店のカウンターで、色々なパンフレットが置いてある中から「千草通信」という小冊子を見つけた。 最近、発刊のものは15号ということで、残っていたバックナンバーも頂いてきて、読まさせていただいた。 本当は有料のようですが、そのまま頂いて良かったのかな?
年間に4回発行し、内容は、町や町政の中で問題になっているテーマを、特定の意見に偏らずに要約されているものでした。
最近の版には、柏原・緑が丘に計画されている町営住宅建設問題を、業者入札時にさかのぼり、議会での議決に臨んだ議員達のアンケートも載せて説明していた。
これを読み、個人でまとめ発行しているようで、信濃町にも大変な篤志家がおられるのだと感心してしまった。 所属する党とか、団体の意向を反映した配布物はよくあるが、このように偏らずに町の今の情況を示し、判断を町民に仰ぐという姿勢を貫くのは大変なことでしょう。
さて、この町営住宅の問題だが、若者定住促進策イコール町営住宅建設ではないように思う。 いくら安い家賃であっても、例えば長野市内に働く人は、雪の多い生活やガソリン代がかかる生活を信濃町でするとは到底思えない。
住民から要望があれば別であろうが、一種の箱物行政のような感じもした。 また、町外、県外の業者が建設するということは、町の金を外にはき出してしまうことになる。 議員のどなたかの意見として書かれてあったが、町に金が落ちて、その金を町内で消費するという、循環型の町民経済を考慮することは大変大事なことであると思う。
多少工事費が高くなっても、町内もしくは近隣の業者を使う方が得策だ。 我が家も、町内の業者の方に建ててもらったが、当初は東京の業者を考えていた。 意匠などで気に染まない所もあるが、17年を越えて古さは増すものの、痛まない作りに満足している。
最近の田舎回帰ブームに乗って、都会から来て田舎に住みたいとか、農業をしたい人は信濃町に来るであろうが、あてがいぶちで町民住宅を用意するというものも何か納得できない。 転出した人の空家に住んでもらうという所から出発しないと、町の良さとか実態が分からず、本当の定住にも結びつかないようにも思う。
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