北アイルランドのデリーに生まれたフィル・コルターは、ピアニスト兼作曲家として1960年代なかばから知られるようになり、クリフ・リチャード、プレスリー、ベイシティ・ローラーズなどポップス作品を初めは作っていた。
そして80年代に入り、徐々に故郷の音楽であるアイルランド音楽を意識した作品を作るようになり、90年代に入ってからは、クラシック・フルート奏者であるジェームズ・ゴールウェイと協働してアルバムをリリースするなどしてきた。
数枚あるアルバムの中で一番好きなのは、このハイランド・カテドラル(Highland Cathedral)である。 アイルランドもしくはスコットランドの、ケルト文化を彷彿とさせるような高地の雰囲気を出すアルバムになっている。
この地方の音楽といえば、ダニーボーイ、アニーローリー、庭の千草、蛍の光のように日本人の心に住みついている曲ばかりでなく、The Sally Gardens , The Water is Wide , Irelish Women , A Song for Ireland , The Town I Loved So Well など、ゆっくりとした自然の中で口ずさみたい曲も多い。
この、Highland Cathedralの雰囲気を、黒姫の高原で、もしくは野尻湖の国際村近くの湖畔で、現せないかと常々思っているものである。
2 件のコメント:
ご無沙汰しております。(サイトへは度々お邪魔していたのですが)
Highland Cathedral拝聴しました。アイルランド音楽は初めてですが、早速Amazonで注文したところです。
「この雰囲気を、黒姫の高原で、もしくは野尻湖の国際村近くの湖畔で、現せないかと常々思っている・・・」別タブでHighland Cathedralを流しながら自分のサイトを(苦笑)見ていました。オートリピート出来ないのかなどと勝手なことを思いつつ。CD到着を待つことにします。
タブといえば、先日のIE7の記事中キャプチャ画面に我がサイトがあるのに気づき嬉し恥ずかし相半ば、ありがとうございます。
これはお願いなのですが・・・先日、BBSを画像投稿可のタイプに替えました。お時間のある時で結構ですので、リアルタイムの黒姫周辺の写真をご投稿いただけると嬉しく思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。失礼いたしました。
司馬遼太郎も「街道を行く」のシリーズの中で「愛蘭土紀行」を書かれており、道や街のちょっとした角から妖精が現われて来るというような記載があったと思います。
どんよりとした天気の中、荒涼とした石ばかりの世界に、何か深遠さを感じてしまいます。
以前、斑尾高原で夏にジャズフェスティバルが開かれていましたが、黒姫で、アイルランド音楽の中でもティンパイプのような素朴な音色を聞きたいなと常々思っている所です。
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