昨年の今頃、フランスの山奥を歩いた時に一時同道して、色々お助けいただいたご夫婦が来日したので、今日は横浜を案内した。 彼らは英語を解せず我々はフランス語が分からない。 息子さんと彼のフィアンセが一緒に来てくれ、彼らは英語が話せるのでどうにか意思疎通を欠くことはなかった。
まず初めに腹ごしらえと中華街を訪ね飲茶の店へ。 箸使いからはじまったが、ナイフとフォークの世界の人々にとってはかなり難しい。 日本での生活が1年半を越えた息子さん達はさすが器用に箸を使っていた。
訪ねた日本庭園では、昨年の秋にイギリスからの客人を案内したと同じように茶席へ連れて行った。 昔の抹茶より随分と軟らかい味にはなっているが、やはり渋いのは彼らは苦手のようだ。
丁度、菖蒲が咲きほこっていたが、港地区へ移動すると大変な人出で、若い人の下着にも似た服装や子供のような歩き方に、彼らは興味というか異様に感じていた。 日本古来からの文化は全く違うと云いたいのだが、我々の目から見ても現実に異星人のような日本人がいるのだから仕方ない。
彼らとわかれて、夜帰宅してみれば東京・秋葉原でとんでもない殺戮事件が起きたとのこと。 たびたび起こる殺傷事件などは、富を追い求めることを良しとする社会を作り上げて来た結果だし、戦後50年余の間、政治や経済、報道や宗教などに関わる組織と人の責任だと思う。
クレイジーな事件を全世界に報道されて、日本人として恥ずかしく思わないかと、まずは政治家諸氏に問いたい。
今日の暦から : 手抜きのスキつく食中毒
2 件のコメント:
お疲れ様でした。やはり巡礼路を共にした人達がら連絡があることはうれしいことと思います。きっといつものように至れり尽くせりのご接待をなさったことでしょう。今回は息子さんが滞日中とのこと息子さんがご両親の興味がどんなところにあるかわきまえておられることでしょう。
嫌気のするブッシュ政権も後押しとなってさすがにアメリカにいってみようという巡礼者仲間はいませんね。ドル安、ユーロ高で経費は割安になるはずですが、、多分南米の方が人気があるみたいです。
言葉が分からなくても長く食と住を共にした人たちとは結構心が通じ合うものですね。 まぁ、難しい政治や経済の話をするわけでもないですし。
昨年、彼らは我々と歩いてからビアリッツに出て、北の道をコンポステーラ、フィニステーレと歩いた(ご主人と奥さんの弟さんが)のですが、まともに泊まれたのが4ヶ所位で、あとの宿泊は十分でなかったそうです。 ノルウエイからフランスまで自転車旅行をするなどアウトドアーにたけている彼らでも大変だったらしいです。 それを聞いて来年3度目のカミーノと思っていたのですが、意気込みがちょっと消えかかりそうになっている所です。
今日は、パリに住む別のお婆ちゃんから、サンジャンから歩いてコンポステーラに到着したと絵葉書が届きました。 今年は雨が多いとのことです。 昨年のGR65でも雨に遭って寒い思いをしましたが、温暖化の現象でしょうか、カミーノを歩く環境はますます厳しくなっているのかもしれませんネ。
コメントを投稿