今朝は今年一番の寒さであったと黒姫駅前の萬屋酒店さんのブログに温度計の写真が掲載されていました。 温度計はマイナス14度を差していました。 因みに、野尻湖でマリンスポーツ施設を提供しているスピンネーカーのライブカメラページには野尻湖の映像ばかりでなく、気温や水温が表示されており、そちらにはマイナス12.6度と表示されていました。 駅前も湖畔も同じような気温というか、そこまで下がった温度ではあまり変わりはなく、ちょっと顔が痛くて早々に室内に入りたい心境でしょう。 でも、朝日に照らされた雪原では雪の結晶も見られキラキラ光ってすごく綺麗なんです。 因みに、このような寒さを東北では「しばれる」と言うようですが、北信では「かん(寒)じる」と言います。(若い人は言わないかな?)
さて、一昨日、家内は夜なべ仕事で色々なものを作っていました。 自分で作ってみたいものがあったり、はたまたその出来映えを知り合いに賞味してほしいという気持ちもあったようです。 最初に作ったのが、庭の柚子をつかった「ゆねり」。 自分が育った時の郷土料理のようで、一般にいう「柚子練り」とはちょっと違うようで、柚子煉りはジャムとかマーマレードに近いようで、「ゆねり」はお嘗めのようにご飯にのせて食べたり、料理の和え物などにして食すようです。
まず柚子を半分に割って種出し作業。 これは私の役目。 種を入れると苦くなるそうで、種はまとめて酵素液に浸して別の用途に使います。 その後柚子をスライサーで細かくして砂糖を加える。 別に麹を用意しておき、一晩置いておいてから混ぜあわせ火にかけます。 そしてねっとりした「ゆねり」が出来るのでした。 以前差し上げた方から竹輪にゆねりを入れると美味しいという話が届いたようですが、試していないのでちょっと分かりません。
出来上がり
次の作品は、天然酵母から醗酵させて甘酒を作り(そこまでは友達の作品)、これを使って生地にし餡を入れて饅頭にする甘酒饅頭。 生地を延ばしながら餡を包み丸めていく作業はさすが年季が入っています。 普通の人がやると皮がやぶけてしまうらしい。 餡は家内の好みでつぶ餡。 冷めていても美味しいが、食べる前に蒸すといっそう美味しくなります。 もう少し酒の香りがあった方がいいと思うが、匂いで酔ってしまう人がいるので仕方ありません。
そういえば、子供の頃、鎌倉へ行くと八幡様の大通りに出る角に酒まんじゅうを売る店があって、いつも美味しい匂いを通行人に浴びせていました。 あの店は今でもあるんでしょうね!
そして最後はパン。 昔は手ごねで作っていましたが、子供が育ち盛りで食べる量が尋常でないと、ある時からニーダというこね器を使っていますが、たぶん今のは2台目か3台目でしょう。
パンの味は粉とイースト菌とよばれる酵母が大きく左右します。 粉にも強力粉、薄力粉ばかりでなく作るパンによって種類が色々あるんですね。 そして一番大事なのが酵母。 ある時から「白神こだま酵母」というのを使って来たようですが、この所あまり美味しいパンが出来ていなかった。 原因が分からず、あれこれ作っているうちにこの酵母そのものが変わってきたのではないか?という結論に至ったのです。 そういえば、近所のダイエーにも置いてあるほどポピュラーになっているんですね。 規模が大きくなり大量生産されると、どうしても味の方が後追いになるのでしょう。 よく天然酵母を謳い文句にしたパン工房があちこちにありますが、天然酵母が御旗になってしまい、買うととがっかりすることがよくあります。 首都圏にも名の通ったパン屋さんが沢山ありますが、やはり何といっても乗鞍高原のルコパンはピカイチ。 でもなかなかあそこまでは遠くて行けないんです。
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