どういう立場の人であれ揶揄したり罵倒するのは避けなければいけないことだと思いますが、日本国債格下げ問題に対し「疎いからと」答弁を避けた菅直人の見識の無さには開いた口がふさがらないというか、日本人として実に情けない思いをしました。 格下げは昨年から市場では噂されていたらしい。 専門外であっても、官僚から直近の問題点について常に学習しているべきであって、いつ何時記者などから問われても、無難な回答ができるようにしているのが大臣たる者に求められる姿勢でしょう。
不穏当だが、バカ、アホと言いたくなる国民は限りなく多いと思う。 そんな人物だから、アメリカから操りやすいと見くびられて総理大臣の職に就いていられるのです。 自身への利益誘導に執心している官僚はそんな菅直人を相手にせず、必要な情報を与えようともしていないのかもしれません。 国民はもっともっと目覚めないといけないですね。
さて、今日は朝方に雪は止み、週末には人出もあろうからと、長野へ日用品の買物に出ました。 本来なら信濃町内で買物を済ませたい所だが、品物が揃わなかったり、期待した質のものがないので、わざわざ車を飛ばして出かけなければならないのです。
長野市内へ車で行くルートは、国道18号線、仁の倉線、北国街道の3本があり、買物の場所が稲田や徳間なので、国道は少し遠のいてしまいます。 仁の倉線は、坂中峠を越える道で、通行車両が少ない反面カーブが多いので、特に冬は雪道なので、運転に慎重をきす必要があります。 普段主に使っているのが北国街道で、正式には県道長野荒瀬原60号線というらしいが、若槻道路と言ったりすることもあるらしい。
信濃町からだと、国道18号線で長野方面へ向かい、飯綱町に入って小玉の坂を下り、信越線を越えた所で右手の集落へと入って行く。 北国街道の牟礼宿があった集落を抜けてから、今度は信越線のガード下をくぐって急坂を上り、四ツ屋という集落を抜けて、三本松という初めて小林一茶が江戸で出る時に父親が見送ったという峠に来る。
ここ数年の間に一部バイパス道路が出来るなどしていたが、今日は信越線ガードを潜ると、そのまま新しい道に入り、従前の道ではなくなったが、たぶんこのままで良いのであろうと進んでいたら、そのうち長野国際カントリーの看板が見えて来た。 将来、この道が国道18号線と立体交差などで結ばれれば大変便利になるでしょう。 帰りに再びこの道を通ったら、飯綱病院の大きな建物が目に入って来ました。
外から見た飯綱病院は大きく、病室は大変綺麗で、信濃町にある町立信越病院と比べると雲泥の差を誰もが感じ、信濃町の住民の多くはわざわざ飯綱病院へ出かけると聞きます。 昨秋行われた信濃町の町長選挙の際も、町の病院の建て直しを争点としたというか、町民にとっては飴玉のような病院建て直しを訴えた候補者がいました。 国から過疎地域に指定され、過疎債という有償の借金を元に病院を建て直そうというのです。 病院が新しくなれば維持管理費用が増えます。 町の人口は減少傾向にあり、しかも老齢化が進んでおり、町全体の所得額も減ることでしょう。 そんな中にあって、借金を増やして病院を建て直すというのは、将来に大きな負担を残すようなものです。 飯綱病院と連携して、信濃町には小さな病舎を置き、病人や家族、見舞いなどの人々を信濃町から飯綱病院へ適時送り迎えするような仕組みを作った方が、よほど経費がかからず、病人も快適な病室で治療が受けられるわけです。
組織の長となるからには、それなりの先見性というか見識というか、賢明な判断が求められるものです。 日本という国も、信濃町という小さな町も、適格なリーダーが存在していないのではという疑問から出発しないと、政治は良くなりません。 今日は、長野へ買物に出ながら、そんな思いに浸った一日でした。
藤森建設工業株式会社土木本部というページの中に、飯綱町四ツ屋地における平成21年度と22年度の道路建設工事の報告ページを見つけました。 22年度の方には、北信の山々そして飯綱病院が写った写真が掲載されています。
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