(追記2011/08/08) 信濃毎日新聞に掲載された関連記事
○「大鹿村騒動記」 主演 原田芳雄さん死去 出演の村民らに悲しみ(07.20)
○映画「大鹿村騒動記」大きな効果 ロケ地大鹿村に観光客増(07.26)
○「大鹿歌舞伎」今秋は2日間 映画公開 問い合わせ殺到で初(08.02) (以上 追記)
今日は長野へ出かけ、先日他界された俳優・原田芳雄さん主演の映画「大鹿村騒動記」を観て来ました。
長野県下伊那郡大鹿村に300年以上も続けられてきたという大鹿歌舞伎の伝統という現実と、現代人の人生模様といった虚構(これも現実かもしれません)がからんだ映画で、ある時は喜劇であり、ある時は悲劇というか、アイロニーを含んだ人間の生を如実に描いている映画だと思われました。
私は、日本の映画も俳優もほとんど知らないのですが、人生の艱難辛苦を乗り越えた者の一つの着地の姿を見た思いがしました。 俳優の個人的な実像をも絡めてと観ると一層納得できるものがあるように思われました。
それにしても、村の伝統芸能が300年を越えて伝わっているということに深い尊敬の念を抱かざるを得ませんでした。 平成の大合併で、地方の地名や町名など昔を伝える言葉や文化がなくなりつつあります。 大鹿歌舞伎のような時代を超えて伝えられている文化は何物にもかえて存続されなければと思った次第です。
主演された原田芳雄さんは先月に他界し、主題歌の「太陽の当たる場所」を歌っている忌野清志郎さんも既にこの世を去っており、どうにか生きながらえている我々に「生きる」ことの意味を彼らから問われているようにも思われました。
上映中の映画館は、長野駅近くの千石劇場で、映画のパンフレットと合わせ、置いてあった季刊・信州という小さな冊子にもこの映画を紹介するコーナー記事が載っていました。
■主題歌(歌詞)「太陽の当たる場所」 作詞/作曲/歌:忌野清志郎
JASRAC 出1106245-101
風の中に 聞こえる
君の声が 聞こえる
よみがえるよ 遠いさすらい
さがし求める 太陽の当たる場所
※
そっと空を 見上げる
遠く雲が ちぎれる
よみがえるよ 君のぬくもり
立ちどまれば 太陽の当たる場所
はるかな夢を追いかけた
見知らぬ夜をのりこえて
※※
ああ 覚えてるかい? 一度だけ
君が泣いたこと この胸で
ああ それは一度だけ
この運命に甘いキスを送ろう
この運命に甘いキスを送ろう
風の中に 聞こえる
君の声が また聞こえる
はるかな夢を追いかけた
見知らぬ夜を乗りこえて
※※リピート
※リピート
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