今、信濃町では特産のトウモロコシが出荷され、天望館をはじめ町内のあちこちの野菜直売所でも販売されています。 以前、長野駅のキヨスクで信濃町のモロコシを販売しているのを見かけたことがありました。
先日、ご近所から茹でた蒸したモロコシを頂いてはいたのですが、今日取りたてを茹でて蒸してもらった所、甘くて爽やかな味を賞味することができました。(最近は電子レンジを使う人がいるようですが、味は今いち?) トウモロコシは色々種類があるようですが、ここ数年栽培されているものは、「味来」と「めぐみ」が主流のようです。 軽薄短小の時代を反映してか、ただ甘いだけの種類もありますが、信濃町のモロコシは蕎麦などと同じように高地のおかげで日中の寒暖の差が甘みを含め一層味濃く育ててくれています。
トウモロコシは取り立てをすぐ茹でて食べることが大事です。 時間の経過とともにどんどん味は落ちます。 従い、スーパーなどの店頭に並んだ収穫時期の分からないものはかなり味が落ちていると考えた方がいいでしょう。 信濃町のような特産地から取り立てを直接宅配してもらうことが肝要です。
昭和3年頃、その美味しいモロコシを最初に信濃町に伝えてくれたのが、カナダ人宣教師のアルフレッド・ラッセル・ストーンさんで、ストーンさんが住まわれた野尻湖畔の国際村にある家はまだ健在のようです。 また、野尻湖畔にストーンさんを顕彰した石碑が立っていますが、確か数年前にストーンさんのお子さんが来られて除幕式が行われたと聞きました。
そのストーンさんの信濃町での活躍について、北信農業共済組合の広報誌「NOSAI北信 6月号」に特集記事が掲載されていましたので、画像ファイルでこちらに掲載させていただきました。 かつて出版された「野尻湖物語」にも同様の内容の記載があります。
○ふるさとの農業を拓いた先人たち
第39話 信濃町にトウモロコシの栽培を広め、村おこしに貢献した宣教師
~アルフレッド・ラッセル・ストーン~
2 件のコメント:
興味ふかくよませていただきました。
我が家の菜園のトーモロコシは来週収穫予定です。野獣との一騎打ち、どちらが勝つかです。
お元気ですか? 息子さん達のご家族が来られ賑やかなひと時を過ごされておられたようですね!
我が家も海外赴任していた息子が戻って近くに住まいを構えたり、この週末には別の家族がやって来たりで、ちょっと慌しい日々を過ごしています。
野菜や果物は美味しい時期になると、自然界の生物もよく分かっていて人間より先に収穫に来てしまうようです。 黒姫では熊とイノシシによる被害が多いようで、畑によっては電流を流した防護柵を設置しています。
アメリカの方々はトウモロコシは飼料としているのでしょうが、日本では品質改良され甘みと柔らかさを持つトウモロコシとなっています。 最盛期は茹でただけでも美味しいですが、これでコーンスープを作るのもなかなかいいものです。 ただ痛みやすいのが欠点。
ストーンさんのようにたくさんの宣教師が来られ、日本で伝道や奉仕に注力されていたのに、今日の日本を見るとキリスト教会の教会員が大変少ないのが残念です。
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