昨夜から音を立てて雨は降り、今日も時おり霙まじりでしとしとと降り続き、午後遅くまで落ちていたようです。
「点滴石をも穿つ」と言うほどでもありませんが、昨夜来屋根から落ちる雨水で、雪山の中にクレバスのような溝が開いています。 庭に積もった雪は緩み、歩いていると場所によって長靴がズボッと大きな雪穴に落ちてしまうことがあります。 ちょっと春の装いを感じてしまいます。 雪止めの無い家の屋根からはほとんど雪が見られなくなりました。
さて、町(組=町内会)から配布されている広報誌などを見ていたら、本年4月から町内の交通手段が替り路線バスとデマンドタクシーが併用運行されるとのことです。
現在、町内には長野電鉄バスが運行されていますが、殆どの町民が自家用車で移動し、学生の送り迎えも自家用車が多く、乗客が乗っていない空バスをしばしば見かけていました。 自家用車で移動できない老人などのためにも、空であっても町民の足を確保しなければならないということで運行されているのでしょうが、運行にかかわる経費はたぶん町などの行政が多く負担しているものと思われます。
町財政の厳しさから従前より改革の話があり、町民が必要とする時にのみ運行するというオンデマンド形式が考えられ、それをタクシー会社が代行するという形になるようです。 しかし、これを利用できるのは町民のみで、旅行者や所用で来られた方が利用することはできません。(利用状況を見て検討するそうです) 路線バスを全く廃止しては困る人もいるであろうと、限られた路線と、限られた便数でバスが運行されるという余地も残されているようです。
町内には信越病院があるのですが、何故か隣の飯綱町にある飯綱病院にかかる老人が多く、黒姫高原から飯綱病院の間がメインのバス路線になるようです。
今回の改革は、全国のどこの町村も抱えている問題でしょうからやむを得ない措置だと思いますが、自宅から町内の自分の行きたい所まで連れて行ってくれるという点では、利用者の利便を考えた施策だとも思えます。
現在の、ながでんバスの信濃町内の運行路線は、
こちらは信濃町内の、ながでんの現在のバス路線図です。(PDF)
4月以降、バスを利用する予定の方は、ながでんバスの改訂される時刻表を確認されると良いでしょう。
因みに、私がバスを利用したのは、黒姫童話館のイベントの時と、黒姫山登山で表登山道や小泉道を降りて来た時だけでした。 毎便、あの時のような乗客数がおれば今回のような施策も要らなかったことでしょう。
・名称 ふれあいコスモス号(ワゴン車6台で運行)
・対象 町民のみ(要事前登録) -将来的には町民以外の利用も検討とのこと
・運行日 平日のみ(土日、祝日、年末年始は運休)
・利用料金 資料には記述がありません。 当然、応分の負担はあるのでしょう。
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