アサヒコムに、新潟市内の産業廃棄物処理施設で「放射性廃棄物」と書かれたドラム缶が見つかっていたというニュースが掲載された。
たぶんいくつかの産廃業者の手を渡って東海村から運ばれて来たのであろうが、昨年、信濃町の隣町である飯綱町の山林にも放射性廃棄物が長年放置されていたと信濃毎日新聞に掲載されていた。 全国の産廃事業を調べれば同様の事象はまだまだあろう。 それが日本の産業廃棄物処理事業の実態だと思う。
信濃町に計画されている産廃処理施設について、業者は万全の体制で住民への被害発生は全く無いと説明しているが、一旦認可され事業が始まれば誰の運用チェックも行われず、本ニュースのような事態になる可能性は十分に有ると考えられる。 一旦出来上がった施設の運用を停め、しかも廃止へ導く努力は想像を絶するものがあろう。 今の時点で歯止めをかけなかったら、将来に亘って安全で安心して我々が生きられる信濃町とはならない。
放射性廃棄物用のドラム缶、新潟の産廃施設で発見 原電
アサヒコム 2009年1月10日20時39分
日本原子力発電は10日、新潟市内の産業廃棄物処理施設で同社東海発電所(茨城県東海村)の名前が入り、「放射性廃棄物」と書かれたドラム缶(200リットル)1個が見つかったと発表した。この発電所で使われていた放射性廃棄物用のもので、原電の調べでは、缶表面と内部の液体の放射線量は外部と同程度で、人体や環境への影響はないという。発電所の外でドラム缶が見つかったのは初めてだという。原電は「どこから流出したのかわからない」とし、発電所や缶製造メーカーなどからの可能性も含め、流出経路を調べている。
原電によると、見つかったのは新潟市西蒲区下木島の産廃処理施設。缶はうすい黄緑色で、真ん中に放射能や放射線に注意喚起するマークが入っている。中には赤色の液体が入っており、同社が分析している。
原電はこの缶を少なくとも約20年前から使っておらず、放射性廃棄物を入れれば管理番号が記入されることになっていたが、番号はなかったという。
産廃処理施設は02年に倒産したまま放置され、同市などが行政代執行で撤去作業をしていた昨年12月19日に缶が発見された。同発電所には1月9日夜、経済産業省原子力安全・保安院から連絡があったという。
長野県が新たに制定する産廃条例の説明会が、来る21日(水)に長野市内であるらしい。
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