信濃町で生活している間に発生するゴミについては、生ゴミは畑のコンポストに入れ、紙類はかつてはブロックで作った焼却炉で燃やしていた。 プラスティック類は可燃ごみとして町の収集に依頼し、ビン缶類は収集日に重なることがなく主住場所へ戻る際に持って来ていた。 しかし、そのうちダイオキシン等の発生が問題となって、畑の籾などの焼却を除いて一切の焼却処理が禁止されるようになった。 大型ゴミは枡形へ持ち込んだり、電気製品は電気屋さんに引き取りに来てもらったこともある。
また、町の生ゴミ収集に対しては、年度初4月に町へ申し入れし料金を払うことになっていたが、実際には手続きを踏まずに可燃物と一緒に収集場所に置かれることが多かったようだ。
そこで、来る4月からはじまる新制度では、可燃ごみの有料化とプラスティックゴミの分別が2本柱となっている。 従来から専用収集袋はスーパーで販売していたが、4月からは焼却手数料1枚30円(30L袋)が加わった新しい袋を使用しなければならない。 加え、プラスティックは分別し、別途指定された日に収集場所に出すとのこと。
ゴミ処理事業に対する町の財政負担を考えた時、受益者負担になるのは止むを得ないし、リサイクルに向けた分別意識も大事である。 ただ総じて言えることは収集日が少ない。 可燃ごみの収集は現在は週に3回であるものの、プラスティックは月2回となるらしい。 プラスティックゴミは家庭から出るゴミの中で一番多いし、発泡スチール箱のように場所を取るものもある。 うっかり収集日を逃すと1月分丸々溜まってしまうことになる。 毎週であれば万一1回逃しても2週分の堆積量となる。 都心と比べ家の周囲にゴミを一時保管する場所があるとはいえ、片付かずに溜まる一方では精神的にも良くない。 4月の実際の施行では再考されていることを願いたい。
なお、新しい制度については、信濃町役場のHPに掲載されている広報誌「しなの」の12月号から順次説明記事がある。
因みに、常住場所での週間のゴミ収集は、生ごみ2日(回)、プラスティック1日、ビン缶+ペットボトル1日、ダンボール+再生利用紙1日となっており、夏場の7・8月のみ生ゴミの収集が1日増える。 信濃町の場合、ビンの色により収集日が異なり、しかもビン缶は月1回程度で、これも回数としては少ないように思う。
以前、象の径を歩いた時、投棄された家庭ゴミを見たことがあるが、鳥居川や沢などにもビン缶がよく捨てられている。 町内の人なのか町外の人の所作なのかは分からないが、収集の仕組みを簡便にし、住民が認容できるような廃棄方法を施さないと、面倒がって山林に不法投棄する例はこれからも起こることになってしまう。
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