今日は晴れたものの雲の多い一日であったので、そう暑くないであろうと、庭の伸びた草を草刈機で刈った。 近所の方々は、ビーバーと呼んでいるエンジン付き草刈機を使われているが、我が家の庭はそう広くないので電動の草刈機で済ませている。 草を刈る頻度が少ないことや刈る面積が広くないこと、加え比較的購入価格が安くすむというので、数年前に電動機を購入したのであった。 草を刈る部分は刃付きの丸い円盤ではなくナイロンコードで、リールに巻き取ったコードが短くなると順次出て来て草を切ってくれるものである。 しかし、リールは回転しているので、中でコードが絡んでスムーズに出て来ないことが多い。 いちいちケースを外してナイロンコードを引き出すのだが、切った草がこびり付いてなかなかケースの着脱が思うようにいかない。
それでもどうにか刈ることができたが、専門家から見れば笑われるかもしれない。 そんな合間に周りを見回すと、そろそろ蜂の活動が活発になってきたようで、軒下などに巣作りをしているのを今日は3ヶ所も見てしまった。 小さな動物を殺生するのは本意ではないが、蜂の場合は生活に支障が生じるのでいたしかたない。
さて、先日、家内が故郷へ里帰りした際の同級生のお宅に、東本つねさんという方が著された「旅といわさきちひろさんの思い出」という本があって、そこにちひろさんが書かれた黒姫山荘への案内図が掲載されており、一応写真に撮ってきたものの、実物の書籍が欲しいと思い立った。
こういう場合、インターネットの検索機能というのは実に具合が良く、この本がちょうど良いタイミングでオークションに出ていたのであった。 早速入札し入手できることとなり、その本が本日届いた。 いわさきちひろさんの友人であった、やはり画家(童画)の東本つねさんが、ちひろさんとの交遊録そしてご自分の作品などを記載したものであって、ちひろさん死後の美術館設立と相前後して本書は出版されたもののようであった。 出版は1979年なので31年前となる。
「ちひろさんを思う」の項から
前略
青い服をきた三歳ぐらいのかわいらしいぼうやが、ちひろさんのそばに立っていました。 たえずちひろさんの絵の中で、自由に歌い、自在にとびまわる小鳥のようなこどもが、この息子さんの猛ちゃんでした。
後略
その猛さんは59歳になられ、今や長野県知事選挙に立候補されているのです。 来月8日が投票日なのですが、選挙の盛り上がりは如何でしょう。 時折、選挙カーからの声が遠くに聞こえて来ますが、立候補者が県内全部を回るとなるとそれこそ大変ですので、ご本人が北信の奥まで来られることはないでしょうね。
表紙を開くと、ちひろさんが書かれた、黒姫の山荘への案内図が掲載されている。 地図には野尻湖畔の、今はない野尻湖ホテル、西洋料理が美味しいという神山ロッヂ、ゲレンデのシャーレ、グランドホテルなどの記載があります。 信越線の駅名は、まだ柏原(現在の黒姫)や田口(現在の妙高高原)ですね。
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