先月の、iPhone 4の発売以降、受信感度や液晶画面の黄ばみ問題など、日毎にアップルは矢面に立たされているようだ。 受信感度問題は、計算方法の間違いであったとアップルは発表しているが、にわかに信じる気になれない。
当方には、iPhone 4の入荷連絡がやっと来たが、こういった問題が解消されない限り、安心して購入する気持ちになれない。 たまたま予約した店舗が遠隔地のため買いたくても買えない状況にあり、それが功を奏して解決(当方にとっては冷却)期間をおけるので、結果良かったかもしれない。
さて、今持っている3GSをiOS4にバージョンアップして、これをJailbreakしようと、すでに成功している先達のブログを参考に先月22日以降色々試して来たが、全く成功せずに、仕方なくIOS4へのノーマルなバージョンアップをし新しいOS環境でiPhoneを使って来た。
今月に入って、母艦に常駐しているソフトが何か悪さをしているのではないかと思い立って、Macのメニューバーにあるアイコンをチェックした所、Wi-Fi SyncというWi-Fi(無線)でiPhoneと同期させるソフトがあることに気づいた。 どなたかのブログでこのソフトが悪さをしていると既に読んでいたのだが、てっきりiPhone側の問題だとばかり思っていて、母艦Macにもこのソフトが入っていたことに気付かなかった。 早速、アンインストールしようとしたが、そのメニューがなくアンインストールできず、やはりネット検索したら、アンインストール専用のソフトをダウンロード(で削除)しなければいけないことが分かった。
その他にも2週間近くの間に悩んだことで色々なことが分かった。 iPhoneのOSは、3.1 , 3.1.2 , 3.1.3 と遷移して来たが、インストールの際にアップルとのアクチベーション(ライセンス認証,SHSH)が必要となり、既にiOS4をリリースした現在、旧バージョンへの認証は認められず古いバージョンをインストール(ダウングレード)することが出来ない。 また現在の所、Jailbroken iOS4は、Jailbroken 3.1.2もしくは3.1.3からしか出来ない。 この辺はちょっと複雑ですね。
幸いにも、Jailbreakアプリ情報を提供しているCydia Storeに認証コードが保存されているのであった。 自分で保存依頼したのか記憶が定かではないが、とにかくCydiaを開くとトップに保存バージョンが表示されている。
iPhone OS をインストールする際に、アップル認証ではなく、このCydiaを経由して擬似認証 に接続すればいいわけだが、その際に母艦Mac(PC)のHOSTSファイルを編集する必要があり、ウインドウズは比較的容易だが、Macの場合ターミナルソフトを起動して、いわゆるUnix系のエディットをしなければならない。(MacのOSXがUnixであることがよく分かる)
その辺りの難しい作業を一手に引き受けて、認証ファイルをローカルに保存できるソフトがあることが分かった。
TinyUmbrella というソフトだが、ウインドウズ版・Mac版それぞれがあり、ローカルに保存したSHSHファイルを下掲のように確認することも出来るし、
実際にiPhone OSをインストールする際に、TSS Serverを起動しておくと、一時的にローカルなりCydiaなり認証サーバのアドレスを変更してくれ、いちいちエディタでHOSTSファイルを修正する必要がない。
OS復元処理は始めて10分ほどで終わるのだが、Error 1015というエラーメッセージを出力することがある。 この時に、iPhoneをリカバリーモードから抜け出させるソフトRecBootを利用すると、iPhoneのモードを簡単に変えることができる。
さて、実際に行ったJailbroken iOS4までの作業の流れ(3GS 旧Romです)だが、
1.正式iOS4からダウングレードするために、3.1.2 Firmwareと昨秋にJailbreakした時のPwnageTool(バージョン不明)を用意し、Custom Firmwareを作成しておく。(ともにバックアップとしてMacに残しておいた) なお、iClarifiedでこれまでのiPhone OSをダウンロードできるので、関連ファイルを保存しておくと良い。
2.TinyUmbrellaを起動しTSSモードに入る(ローカルかCydiaかなど設定要)。 リカバリーモードでiPhoneをMacに接続し、Option(WindowsはShift)+復元で、まず3.1.2のノーマルFMWを指定し、エラーコード1015が出た所で、RecBoot(Macの場合、リカバリーモードに入るソフトと出るソフトが別々で二本立てになっている)を起動しExitすると、iTunesが自動的にiPhoneを認識し、バックアップデータの復元処理へと入ってくれる。
3.しかし、当方のバックアップデータはiOS4で作成したもので、次のようなメッセージが出て復元ができず、新規のiPhoneとして設定せざるをえなかった。 そのためアプリなどは復元でき、住所録やテキストデータは収容できたが、メールID情報などはあらためて設定しなおす必要があった。(受信済みのSMS/MMSデータは消えてしまった)
4.次に、Jailbreakモードの、3.1.2 Custom Firmwareで再び、復元処理。
5.最後に、Jailbreakモードの、4.0 Custom Firmwareで復元処理。
これまで使っていた3.1.3のJailbreakアプリをPkgBackupで保存しておいたのだが、その多くはiOS4に対応していないと考えた方が良い。 実はPkgBackupで安易にリストアしたのだが、SpringboardWinterBoardがSafeModeになってしまい、iPhoneは正常に動作せず、結局上記5処理を再び行うことになってしまった。
(3.1.2へ戻すことを考慮し、Macのアドレスブックを起動しPkgBackupバックアップデータの名前を変えて残しておいた)
Jailbreakアプリ個々のインストールに当たっては、動作確認を記している、iPhone Life(KMJBの日記)のiOS4 GM(&Jailbreak)詳細レポート~や、iOS 4 JB CompatibilityのGoogle Docsなどを参考にした方がベター。 また、先月購入していたMusicBarExtendedを入れてみたのだが、画面スクロールが極端に遅くなり、起動しないアプリがあるなど実用に耐えない状況となったため、アンインストールしたらiPhoneは問題なく使えるようになった。 iOS4で使える確証を得てからインストールしなければならないことを実証した次第でした。
画面周りで弄ったのは、ドックに5つのアイコンを入れたこと、アイコンを少し小さくしたこと、キャリアの名前を変えたこと、ロック画面のスライドバーを変え文字を消したこと、充電時の電池表示を変えたこと、収容アイコン数の制限のないカテゴリーを入れたこと(OS3と大きな違いなし) など。 とよしんのブログさんに掲載されていた、Remove Recentsはマルチタスク履歴を消してくれるもので、Backgrounderとの組み合わせで使うのが良さそうです。
これまで有料無料でインストールしたJailbreakアプリはかなりあり、それらが早々にiOS4対応になってほしいが、こんなふうにJailbreak化が出来てしまい、もし別にiPhone4を入手することになったら、この3GSはもとの3.1.2か3.1.3に戻した方が良いかなと思えるようになって来た。
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