先日、小樽文学館へ出かけたと記したが、その展示で知った黒岩比佐子さんのブログで、東京・雑司が谷の鬼子母神へ至る参道というか商店街の中で、路上古本市「みちくさ市」が開かれると知り昨日は出かけた。 家内は黒岩さんに会えることを期待していたのだが、まだ開店したばかりで、午後のトークイベントの時間に合わせて来られるとのことで、残念ながらお会いすることは出来なかった。
店舗前の僅かな空きスペースや駐車場などで、フリーマケットのように古本を展示し、数名でたくさん出されている店も、一人でダンボール1箱ほどしか置いていない小さな店も、またブックカバーや栞、民芸調の草履の店もありました。 最初に、黒岩比佐子堂へ出かけ、黒岩さんから出されたものやその他の古本を購入。 次から次へと見ているうちに、100円200円で購入した本が20冊以上に増え、用意した買い物用袋に一杯になってしまいました。
その中で見つけた一番嬉しい本は、「落ち葉の美術館」。 600円と一番の高額商品^^;でした。
黒姫・山桑近くの林の中に住む平山さんご夫婦が、毎年11月3日に開いていた「落葉美術館」を1997年に書籍にされたもので、購入しようかと思いつつ買いそびれ、そのうちご夫婦が高齢になられたとかで落葉美術館は閉館してしまったのでした。
その他には、岡部伊都子さんの自責の念を記した「沖縄の骨」やベトナム戦争の真っ只中に立たられた石川文洋さんの「戦場カメラマン」などなど、昔を感じさせない本ばかりでした。
初めて鬼子母神堂へ行きましたが、境内で「てづくり市」が開かれていてごった返していました。 こちらの出店も色々見ているうちに、鬼子母神へのお参りも鬼子母神の謂れ(子宝・安産の宮だそうです)も知らずにあとにしてしまいました。
古本三昧のあとは、近くの(副都心線で1駅の)池袋の東武百貨店で開かれている北海道展へ出かけ、知り合いの店を回って買い物。 三連休の真ん中であったのでしょう、大変な混雑で皆互いに体をぶっつけながら商品を見たり、行列に並んでいました。 聞く所によると、先日も書きましたが、東京のお客さんは商品の中味を十分に理解せずに衝動買いをけっこうするようです。 催事はデパートにとって儲け柱の一つなんですね。
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