クラヴサンと聞いても何のことか分からない人が多いかもしれないが、チェンバロ(イタリア語)とかハープシコード(英語)と聞くと、クラシック音楽で演奏される楽器だと分かるかと思います。 この楽器をフランス語でクラヴサンと発音するそうです。
フランス・ヴェズレーのエルサレム修道院に所属しパイプオルガンなど楽器演奏をされるダミアン原田師から、来月(10月)16日(土)に東京・代々木八幡で、そのクラヴサンを演奏されるリサイタルを開くと、先日案内状を頂いた。 10年前に家内がヨーロッパ旅行でお会いしたり、東京近郊での演奏会を聞きに出かけるなどして、ダミアンさんにお見知りおきいただき、そんなこともあってこれまでもダミアン原田師によるオルガン演奏会、あなたが生まれた日、ヴェズレー大聖堂の映像が届くと、ダミアンさんのことをこのブログでも記してきました。 当日のリサイタルには是非出かけようと思っています。
そのクラヴサンですが、私のお気に入りのCDの中に、その演奏があるのです。 ジャズの古典に入ってしまうでしょうが、MJQ (Modern Jazz Quartet) というジャズグループが昔ありました。 そのMJQの演奏以上に、メンバーの一人でピアニストのJohn Lewis の演奏が好きで、出会う度にCDを買い揃えていたのですが、その中に The Chess Game based on J.S.Bach's "The Goldberg Variations" というアルバムがあるのです。 これはJohn Lewis のピアノと奥さんのMirjana(ミリヤナ) Lewis のクラヴサン(ハープシコード)のソロやデュエットが収められたものなのです。 もともと「平均律クラヴィーア曲集」というらしいのですが、その方の理解はほとんどありません。 でも即興演奏というのはバッハの時代もジャズの時代も同じように共通するものがあるのでしょう、聞いていて非常に心地良いのです。 このCDを聞いていると、ジョンルイスがうきうきしながら鼻声で歌っているようにも感じられるのです。
残念ながら、John Lewis はかなり昔に、奥さんのMirjana Lewis は今年7月に亡くなっております。 因みに、奥さんは今は無きユーゴスラヴィアの出身だそうです。
今回の演奏会は純粋のクラシック演奏でしょうが、茶目っ気のあるダミアンさんがどんな演奏をされるのか、大変興味のある所です。
クラヴサンソロ
ピアノとのデュエット
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