ホームレスの自立支援を行っているという雑誌「ビッグイシュー日本版」を知りました。
ビッグイシューという活動はもともとロンドンから始まった活動で、日本では2003年から始まったそうです。 雑誌販売の中心はホームレスの人で、はじめて販売を行う人には10冊無償で支給され、売り切った所で、その資金を元に以降は140円で仕入れて300円で販売するとのことです。 差額の160円が販売者の収入となり生活費になるそうです。 いろんな形の支援活動があるんですね。
6月15日号は、「原発よ さようなら 市民がつくる賢い電力網」と題して、小出裕章先生や田中優さんの主張が記事にされていました。 30数頁の薄い雑誌ですが、掲載記事は社会に眼をむけたもので、広く啓発されることを願う編集方針のようです。 しかも出版は隔週で、この内容で短期間に出版されていることにちょっと驚きました。 ネット検索するとこのような支援活動を批判する方がいるようですが、まずは目的をもって活動することは大変重要なことだと思えます。 日本社会では、自分は行動しないのに声高に批判・非難する人がいるようです。 東北大地震の被災者救援のボランティア活動に見られるように、何であれ社会参加し自ら動くことが大事だと思います。
ビッグイシュー日本版サイトの「創刊の背景」にビッグイシュー出版に至る説明が記されていますが、単なる物乞いではなく、ビジネスとして成り立たせた上でドロップアウトしそうな人々を救援し社会の病弊と戦う姿に、人としての高潔さというのでしょうか素晴らしさを感じました。 商品価値を失った食料品を有効に利用しようとするフードバンクという活動を最初に立ち上げたのも外国の人でした。(セカンドハーベストジャパンなど) 日本人の間にはまだまだこういう発想が産まれる環境がなさそうです。
前掲のとおり、この雑誌は書店などではなく、人通りのある駅頭や交差点などで受託された販売者が売るものだそうですので、気がついたらこれからも協力したいと思います。 でも、まだ大阪や東京の繁華街が中心のようで、その他の都市での販売はまだ少ないようです。 最後の頁に販売場所一覧が載っていました。
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