宮城県・山元町が町独自の判断で地元業者を使って被災者用の仮設住宅を建設するというニュースが流れていました。 宮城県内での市町村による住宅建設は初めてのケースで、国の財政措置を待っていては住民を救えないという判断のようです。 地震発生後3ヶ月が経っても国の救済策は遅々として進まず、その対策も高所から見たもので、住民の希望を取り入れたものでないと想定されます。 他の市町村も山元町に続く流れになってほしいと思いました。
そういえば、昨日見た日本テレビの「笑点」で回答者が、「菅政権もしくは菅直人のことを無能と回答し」、司会者を唸らせていました。 芸人にも言われるようでは、菅政権は実に末期症状ですね。 でも、自民党の石破が「前原が次期首相」になれば容認すると発言した由。 アメリカ政府の言いなりで日本国民を売り渡すという視点では共に同じ立場にいる御仁なのでしょう。 小泉のようにアメリカ政府に媚びたりするのではなく、対等の関係の中で、日本国にとって最善の策を講ずるような人物ならばと思うのですが、真にふさわしい人は政治の表舞台に立っていないようです。
一昨日、脱原発デモが全国で実施されたようですが、相変わらずマスコミには報道する姿勢があまりなかったようです。 国内の脱原発デモを無視して、イタリアの原発問題を流すテレビ局ってやっぱり変です。 それにしても日本のデモには自由度がなく、警察官に庇護されたというか、言われるがままに公道を歩くというスタイルです。 少しでも間が空くと、前へつめろと盛んに言われるし、車道を広がらないようにも言う。 官製デモのようなスタイルなのです。 これだけを見ても、日本に真の民主主義が無いことが分かります。
さて先日に続いて購入した震災関連の書籍です。 吉村昭さんの「三陸海岸大津波」と、小出裕章さんの「原発のウソ」。
首都圏などの大きな書店では、震災コーナーと題して関連書籍を販売しているようです。 今更読んでもという感じもしますが、まだまだ大地震は起こらないとも限りませんし、浜岡原発のように不安な立地条件にある原発は数多いのです。 山元町のように政府を当てにしていては何の解決にもなりません。 少なくとも自分(と家族)を守るための知識を蓄えておきたいと思います。
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