お知らせ

お知らせ

*自戒を込めて-> テレビ(大手メディアを含め)はバカ箱ウソ箱ニュースやワイドショーからは嘘を植えつけられるし、思考痴呆にもなります。

日本の政治や社会を、自分の眼で見て、自分の頭で考えるようにしたいものです。





「公共放送」と名乗っているNHKや態勢迎合の低俗局(フジサンケイや読売)、大手新聞社(朝日・毎日)等は時の政府になびくような番組や紙面作りをし国民を騙し洗脳しているのです。 「ゴミ箱」同様の「マスゴミ」情報は信用に値するものであるか、自分の頭で判断したいものです。

*ネットニュースにも、偏狭(偏狂)新聞社やテレビ局のものが掲載されています。 やみくもに信用しない、鵜呑みにしないことが大事ですね。

*東京新聞(中日新聞)、日刊現代、信濃毎日新聞、長周新聞などややローカルなメディアから、今の日本をチェックしましょう。



人と防災未来センター

*2012年6月、ブログ「続・黒姫高原はんぐろ日記」を開設し、自宅サーバで運用してきたブログ「黒姫高原・はんぐろ日記」の記事等をこちらへ移行しました。 2012年5月以前の記事に載せた写真等はおいおい移行しようと思っていますが、当面ブランクのままの表示となっています。 また従前から開いていたホームページ「黒姫高原・コム」は2015年1月に閉鎖しました。

*過去に所有したドメイン名 kurohimekogen.com, kurohime.com, kurohime.info は順次放棄し、当ブログへの転送設定も停止しております。

*新聞の切り抜き等で拡大表示しても文字の判読が難しい時があります。 そのような場合は、切り抜き画像をパソコンにダウンロードしてから表示されると読みやすくなります。

*お問い合わせメールは、kurohimekogen●gmail●comへ(●は文字を入れ換え、すべて半角で)

*↓時々、先日付の投稿があります。
 下へスクロールして直近の投稿を確認して下さい。

***掲載した主な画像(写真)の上にカーソルを置きクリックすると拡大されて文字が読みやすくなり、さらにクリックするか当該画像右上のXをクリックすると元のサイズに戻ります***


(間もなく参議院議員選挙がはじまります。)
25年デフレが続いている日本で、自公政権は国民の生活を一顧だにせず、消費税に見られるように搾取を続けています。 彼らは与党政治屋や大手企業経営者の栄華が維持されれば良いと思っているのです。 一般市民が現状をよく見定めて、我々の生活の底上げを真面目にしてくれる政治家を選ぶ必要があります。
自民党、公明党に加え、彼らの補完勢力である、維新、国民、参政党などにも騙されてはなりません。 頼りないですが立憲、共産、社民、れいわ新選組の候補者の中から選びましょう。

2006年9月30日土曜日

童話館の道を歩く

童話館への道を歩く 今日は雲が多い空ながら、爽やかな風が吹いており、誘われるままに童話館へ通ずる道を歩いた。 遊歩道には、韃靼蕎麦赤そば(=高嶺ルビー2006/11修正)の赤い花が咲き乱れ、良い雰囲気を醸し出していた。 前山ゲレンデの頂上に立つと、高原一帯を見渡せた。 雲が降りていなければ黒姫山を中心とした壮大なパノラマが見られたと思うが、お天気のことばかりは仕方がない。
 山の方から散弾銃の音が聞こえていたので、害獣駆除で鉄砲撃ちが山に入っているのかもしれない。 今年の山間を見ると、まともにナナカマドの実もつけていないとのこと。 熊にとっては生きるために危険を冒して里に降りざるを得ないのであろう。 野尻や針の木でも熊の陰を見たという話がある。
 通学時の小学生など、人間の安全を考える必要はあるが、熊が人里に下りてくる要因を人間が作って来たことの反省から、熊対策を考えていかなければ、抜本的な解決にはならないと思う。


2006年9月29日金曜日

ブログシステムを更新

 本サイトで使用してるMovableTypeを、Ver.3.33に更新した。 改善諸点は色々あるようだが、あまり細かいというか技術的なことは分からない。 とにかく安全に、処理が滞らないように運用できれば良いと思っている。
 そうは言っても、貧弱なパソコンや遅い回線状況では、多くの機能を期待することは無理であろう。
 併せ、初期画面の天気概況などのスクリプトを一部変更した。 見やすいページ作りができればと思うが、人それぞれの意見はあるものの、微力ながら自分自身の主張は掲載して行くつもりでいる。

2006年9月28日木曜日

諏訪流鏑馬祭

諏訪流鏑馬 信濃毎日新聞か長野日報のサイトを見ていて、先週の土曜日23日に諏訪大社で流鏑馬(やぶさめ)神事が開かれたとあり、その数日前に諏訪へ行った時、街の店先に貼ってあった流鏑馬のポスターを見たことを思い出した。
 流鏑馬といえば、神奈川県鎌倉の鶴岡八幡宮で行われることしか知らなかったので、諏訪大社でも行われるのだと認識を新たにしたのだが、サイト検索すると全国でかなり行われている。 
 岩手県遠野市(遠野郷八幡宮)、富山県射水市(下村加茂神社)、京都府京都市(下鴨神社)、島根県津和野町(鷲原八幡宮)、長崎県長崎市(淀姫神社)、等々。
 その作法も、小笠原流弓馬術や武田流があるそうだが詳しいことは分からない。



2006年9月27日水曜日

小中一貫校の素案

 26日の信濃毎日新聞に、「県内初の公立小中一貫校の設立を検討している上水内郡信濃町と町教育委員会は25日、町議会全員協議会に、2010年度の開設を目指すとする計画素案を示した。」という記事が掲載された。

 現在、町内にある小学校5校と信濃中学校を集約し、子供達が9年間同じ学び舎に通い、弾力的な教育課程を編成しようとするものらしい。
 町の人口の減少に伴い、通学児童も減り、財政的にも旧来の体制では維持していけなくなったということであろう。 平成の大合併に対し、独歩を決めた信濃町に課せられたテーマとして既に上がっていたものであった。

 今までにない教育改革というか大事業を行うわけなので、やはり信濃町の自然を生かした教育に徹するような基本理念を是非描いてほしい。 他町村や県市などが実施していないような、真に子供を育てる教育を行えば、そのために移住してこられる方々もいるであろう。 人口増加に役立つわけだ。

 隣町である飯綱町には、「大地」という、シュタイナー教育と里山自然教育を融合した幼児教育を実践している園がある。 東京や他県から、ここの教育方針を聞き、教育を受けさせるために飯綱町に転居してくる方々がいると聞いた。 卒園してしまうと、再び帰ってしまう所に問題があるが、信濃町でも同じような視野に立った考慮があっても良いと思う。

 いまや国は教育基本法を改悪し、管理教育の中で遅れる子供は切り捨てて、ごく一部の試験が出来る子だけを延ばすような政策に変えようとしている。 長野県は教育県である。 信濃町にあっても、全ての子供達が、自分で考え、自分で判断し、自分で行動でき、日本の将来に考えを馳せるような人格を形成できる教育を是非施してもらいたいと思う。

信濃町が小中一貫校10年度に 弾力的な課程めざし素案
 県内初の公立小中一貫校の設立を検討している上水内郡信濃町と町教育委員会は25日、町議会全員協議会に、2010年度の開設を目指すとする計画素案を示した。町内唯一の中学校である信濃中の敷地内に、現在の小学校5校と同中を集約した一貫校の校舎を新築、9年間同じ校舎を使い、「6・3制」にとらわれない弾力的な教育課程を編成する-としている。
 10月中旬に住民懇談会を開き、住民の意見を計画に反映させて具体化を進め、来年3月の定例町議会に各小学校の所在地を変更する設置条例改正案を提出する予定だ。教育課程の弾力化に向けては、国の構造改革特区の活用を検討している。
 素案によると、小学生からの英語学習や専科教員による授業の導入、小中学生の交流機会の充実などを図るとした。現在の信濃中校舎を取り壊した跡を校庭にし、遠方の児童・生徒が利用するスクールバスを運行する。総事業費は26億5000万円を見込んでいる。
 町によると、町内の小学生は本年度456人で、20年前の半分以下に減り、今後も減少が続く見通し。町小学校適正配置検討委員会が昨年12月に出した答申を受け、町は複式学級(複数の学年で1学級を構成)の回避や、自立に向けて特色ある教育を打ち出すことを狙い、小中一貫校の設置を検討してきた。
 文部科学省によると、小中一貫校の特区を申請し、認可を得ている事例は現在、全国で54件ある。
 信濃毎日新聞2006年9月26日付より

2006年9月26日火曜日

過去の歴史を直視せよ

 平和や対話は、大変大事なことだと皆分かっていても、日常の生活の中では家庭でも社会でも、とにかく強い者が勝ち、何事も勝たなければと、負けることが本人の存在すら否定するものだと、教え教えられている。
 企業や政治の世界でも、俺に付いて来い! 付いて来れない者は負け犬だ! と盲従を強いられているわけだ。 その挙句に、リストラされたり、生活苦に悩んだり、家庭内暴力どころか殺戮事件まで日常茶飯事となってしまっている。 しかし、そういう世情の裏で、政治家や高級官僚、企業幹部は甘い汁を吸い続け、直近では福島県の例のように、常に利益誘導を図っているわけだ。
 このように迷走している日本社会だが、とにかくヒト一人一人を見る行政や関係作りが必要だと思う。 そんなことを思いつつ、厳しいが実のある内容のサイトのエントリータイトルを右下に表示するようにしている。
 さて、今日の朝鮮日報には、次の内容の記事が掲載された。 いつも変わらないアメリカ主導の日本の政治だが、前宰相のように一方的に俺は正しいと声高に言っても、何の解決にもならず、相手に理解してもらう姿勢が必要だ。 冷静に、誠実に、過去を振り返る眼を持つことが、我々日本人には必要だと、アメリカ人に教えてもらうなんて、何とも情けない話だが、でも相互理解を先延ばしにするほど愚の骨頂はない。 新しい政権に期待していいのだろうか?
 下記、引用は朝鮮日報2006年9月26日付けサイトから
ワシントン・ポスト紙「安倍氏は過去の歴史を直視せよ」

 米国の有力紙ワシントン・ポストは25日付の社説で、日本の次期首相選出が確実となっている安倍晋三自民党総裁に対し、過去の歴史を直視するよう強く求めた。

 同紙はこの日、「日本の将来と過去」と題した社説で。小泉純一郎首相の後を継ぐ安倍総裁に対し、「新しい首相は歴史に対して誠実でなければならない」として、このように述べた。

 社説はさらに、第2次世界大戦に関する日本の指導者の歴史認識が変わらない場合、「近隣諸国との緊張状態が助長され、地域の安定に貢献するどころか、これを損なうことになるだろう」と警告した。

 また、第2次大戦後の日本が、旧日本軍の行った行為を謝罪する一方、国際平和協力については慎重な立場をとる左派と、それとは正反対の右派という2つの相反する潮流の中で揺れ動いてきたと指摘した。

 そして、「小泉首相は右翼的な過誤を犯したが、安倍総裁はさらに極端な過ちを犯す可能性がある」として、強い憂慮の意を表した。


 なお、ワシントンポスト紙の社説本文を以下に転記した。

Japan's Future -- and Past
The new prime minister must be honest about history.
Monday, September 25, 2006; Page A20
In its long march from military catastrophe to heavyweight status, postwar Japan has oscillated between two kinds of error. Its left wing has been honest about the past but irresponsible about the present: It has shown remorse for atrocities committed by Japanese troops in East Asia in the 1930s and 1940s but has been reluctant to see Japan emerge from its pacifist shell and contribute to international security. Meanwhile, the right has made the opposite mistake: It has pushed for Japan to take more responsibility for defense but has glossed over Japan's war guilt. Since becoming prime minister in 2001, Junichiro Koizumi has tended to make the right-wing mistake. His newly chosen successor, Shinzo Abe, threatens to do the same -- but more dramatically.
Mr. Koizumi came to power after a period in which demonstrators called for the removal of American troops from Japanese soil and the value of an alliance forged during the Cold War was widely questioned. He acted decisively to reinforce U.S.-Japanese ties, participating in the Bush administration's missile defense program, sending noncombat troops to Iraq despite Japan's pacifist constitution and taking a tougher line on North Korea than Japan had ventured previously. This pro-American instinct was Mr. Koizumi's good side. But the prime minister also insisted on visiting the Yasukuni shrine commemorating Japan's war dead, including its war criminals, and during his tenure some government-approved textbooks whitewashed Japan's war record. This unnecessarily inflamed anti-Japanese sentiment in China and other neighboring countries.
Mr. Abe promises an extreme version of this formula. He seems likely to dilute Japan's pacifism further: As he correctly says, it is wrong that a Japanese warship cannot come to the aid of a U.S. one attacked by a third country. He will be tougher on North Korea, too, having built his public career on denouncing Pyongyang's dictator. But Mr. Abe has also gone further than Mr. Koizumi in glossing over the past. He has questioned the legitimacy of the Tokyo trials that condemned Japan's wartime leaders. He has not endorsed the apology that Japan's government issued on the 50th anniversary of its surrender.
Mr. Abe sees political advantage in asserting Japan's pride. His grandfather was part of Japan's wartime leadership, so there may be a personal angle to his view of history. But he needs to recognize that forthright policies in the present must be underpinned by forthright honesty about the past. If Japan admits past errors, it will gain acceptance as the responsible democracy that it is, and its muscular foreign policy will be treated as legitimate. But if it professes to see nothing wrong in its own record -- including episodes such as the massacre of at least 100,000 Chinese in Nanjing -- its efforts to assert itself on security and diplomatic questions will raise tensions with neighbors, undermining regional security rather than contributing to it.

2006年9月25日月曜日

信州打刃物

 信濃町は、農業生産物ばかりでなく、刃物や鍬などの特産地で、その歴史は450年前の川中島合戦時代に遡るとのことである。 手元に、信州打刃物工業協同組合のパンフレットがあったので、ここに掲載してみた。
 信濃町観光協会のページや観光案内には、鍛冶屋体験ができるとあるが、未だ見たこともない。 かなり前に、テレビ映像でお年寄り夫婦が、フイゴを操作しながら古来の製法で刃物を打っている姿を見たことがあるが、いまは殆ど機械化されていると思う。 大正時代、国際村に来た宣教師が、製造工程における肉体的な負担を緩和し、生産を増やすために機械化を進めた、と野尻湖物語か何かで読んだ覚えがある。
 信濃町の鍛冶屋さんは、殆ど古間にあるということだが、あまり目立たないというか、車で通っていてここが鍛冶屋だと気が付いたことがない。 我が家でも、知り合いを通して鎌や包丁、鍬などを購入したが、手っ取り早い所では、国道沿いにある黒姫物産センターで見ると、沢山展示してあって参考になるであろう。
信州打刃物  信州打刃物

信州打刃物  信州打刃物




2006年9月24日日曜日

対話はいずこに

アラビア語で「嘘つき」と印刷されたローマ法王の風刺画

 仏教や神道を一応の拠り所とする日本人には、キリスト教は一つに見えるであろうが、実際にはカトリック、ギリシャ正教、イギリス国教会、プロテスタントと多種多様な教派に分かれ、根元は一つでありながら、それぞれの教義や組織、活動も大きく異なっている。 しかも、ここ100年内におきたカルト教団と言うべき集団もあって複雑多岐な様相を呈し、非常に分かりにくくなっている。

 そのためか、20世紀に入り国家間、民族間などで多様な紛争が増え、それらに対し宗教が何ら解決への糸口にすらならなかったことへの反省であろう、エキメニズムという交流や理解の場を求め、そのために対話の大事さというのが強く尊ばれて来た。 エキメニズムはキリスト教会の一致を目指すということだが、大きく異種宗教との対話という意味に発展して来ていると思う。

 しかし、先の、カトリックの総本山の長であるローマ法王がイスラム教に対し、その存在を否定するような発言をしたということは、そういう対話の流れを逆行させるものであろうし、ユダヤ覇権主義に取り込まれたブッシュ米大統領の妄想を影から支えるものになったであろうと思う。 だからイスラム国からの大きな反駁を招いたわけだ。

 ベネズエラ大統領が国連総会で、ブッシュ大統領を「悪魔」と非難したと言うが、イラクでの7~8月の死者数は6000人を越えると言う。 レバノンや先の湾岸戦争、さらに遡ってベトナムなどを含めたアメリカ軍により殺戮された民間人の死者数は大変な数字であろうと思う。

 そういう風に見ると、「悪魔」という表現は当たっているし、地球上の紛争に国連が十分機能していない所にも南米諸国が苛立ちを感じているのであろう。

 ポーランド出身の前法王は、冷戦時代を終焉させるという大変な偉業を成しえた人であったと思う。 現法王のあまりにも異なる人柄に、宗教とは何かという原点に戻らざるを得ない思いを彷彿とさせるAFPの記事であった。

2006年9月22日金曜日

下諏訪町の一茶の句碑巡り



下諏訪町内一茶句碑一覧
 甲州街道歩きの帰りに、下諏訪駅ホームに一茶句碑を見つけたと昨日書いたが、下諏訪駅の待合所の壁には「下諏訪町の一茶の句碑巡り」というお手製の案内図が貼られていた。

 「いきいきさつき会」と表示されていたので、地元のお年寄りが集う句会仲間が作られたのであろう。

 町内の地図に印をつけ、一茶の句と所在地、駅からの距離などを明記してあった。 全ての句が下諏訪宿で詠まれたものかは分からないが、全部で19基とのこと、信濃町以外でこんなに句碑が建っているのは珍しいのではと思った。
















































































一番に乙鳥のくヾるちのわ哉浮島神社境内
からからと下駄をならして桜哉花見新道
又も来よ膝を借そうぞきりぎりす志まや旅館前
甲斐信濃乙鳥のしらぬ里もなし下諏訪駅構内
米負て小唄で渡る氷哉一つ浜公園
穂芒に諏方(訪)の湖から来る風か銭神神社前
花の月のとちんぷんかんのうき世哉水月園
湯けぶりや草のはづれの春の雨鎌倉街道ロマンの道
朝露に浄土参りのけいこ哉町道御射山線
国中は残らず諏訪の尾花哉千尋池畔
夕不二に手をかけて鳴蛙哉みずべ公園
芒箸見たばかりでも涼しいぞ御射山社境内
一日の名所也けりお花小屋御射山社境内
野庵も穂屋の御役に立ちにけり御射山社境内
青ばしのちぐはぐなるも祭り哉御射山ハイキング道
スハ風にとんちゃくもなき芒哉御射山ハイキング道
ちぐはぐの芒の箸も祝哉御射山ハイキング道
しなの中皆すは山の夜露哉御射山ハイキング道
あの月をとってくれろと泣く子哉町道御射山線


2006年9月21日木曜日

下諏訪駅で一茶句碑を見つけた


甲斐信濃の乙鳥のしらぬ里もなし   一茶
下諏訪駅下りホームの一茶句碑

 昨日、旧甲州街道歩きを終えて、下諏訪駅に来たら、JRの「一駅一名物」運動らしく、下り線ホームに一茶句碑を昭和60年に設置したと表示してあった。

 一茶が下諏訪宿を訪ねた際、御射山(みさやま)祭を詠んだ句だと七番日記に記されており、一茶の直筆を復元し、町の特産である「六万石」に刻んで建てたのもだという。

 句碑はそれほど大きくなく、植込みの中にあるため木々の葉にやや隠れ建っていた。 跨線橋を越えてホームの端に行かざるをえず、省略して手前から撮った写真なので、どれが句碑だか分からない。

2006年9月20日水曜日

諏訪大社到着

昨年からの課題であった旧甲州街道歩きの最終区間、台ケ原から下諏訪までを昨日と今日で歩いた。これで旧東海道、日光道中、旧甲州街道と3街道を制覇。

中仙道との合流点かつ甲州街道の終点
甲州道中終点         右江戸へ五十三里十一丁
中山道下諏訪宿問屋場趾  左江戸より五十五里七丁  正面京都へ七十七里三丁

2006年9月19日火曜日

農産物パンフレット3弾

 信濃町水田農業推進協議会のパンフレットの3弾目は特別栽培米。
 特別栽培米は、無農薬、無化学肥料、減農薬、減化学肥料などにより栽培された米をいうらしいが、このパンフレットでは、農薬や化学肥料の通常使用量を半分以下にして育てた米だとある。
 Aコープや第一スーパーにも置いてあったと記憶しており、食べたことはあるが、米もかなり嗜好性が強い食品なので、好き好きとしか言わざるをえない。
 農家の方は籾のまま保存し、町内に数箇所ある農協の自動精米機で時折精米しているようだ。
信濃町の特別栽培米(表面)  信濃町の特別栽培米(裏面)


2006年9月18日月曜日

農産物パンフレット2弾

 信濃町水田農業推進協議会のパンフレットの2弾目はトマト。
 トマトといわず高原野菜全般を言うのであろう。 キャベツ産地の嬬恋村やレタスの川上村にはとても及ばないが、信濃町のトマトや野菜は高原特有の気象条件のため確かに美味しく育っていると思う。
 ただ耕作面積がそれほど広くないので、東京などの大きな市場へ出荷するような生産量にはなっていないのではと思う。
 さて、信濃町で地物野菜を買える場所を思い出してみた。 まず、柏原信号の脇、野尻支館付近、菅川、針の木のぶんぶく亭。 国道18号線の両脇にもあった筈だが確かな記憶がない。 戸隠街道の野菜直売所や天望館でも野菜を売っているが、観光客を相手にしているので多少値段がはっているように思う。 
トマト(表面)  トマト(裏面)


2006年9月17日日曜日

信濃町水田農業推進協議会

 信濃町インター脇にある「道の駅 天望館」の観光案内所で、信濃町の農業に関係したパンフレットを見つけた。 信濃町水田農業推進協議会という所が発行したもので、信濃町の農家が生産する、"米、大豆、そば、とうもろこし、トマト"を広く知ってもらおうと作成されたものらしい。
 案内所で見つけたパンフレットは、米・とうもろこし・トマトの3種であったが、そのうち今日はモロコシを掲載しよう。
とうもろこし(表面)  とうもろこし(裏面)

 この信濃町水田農業推進協議会が役場内に組織されたものか、あるいは農業委員会内なのかは分からず、初めて聞いた名称であったのでインターネット検索をしてみたら、農林水産省のサイトの中に農林水産業の先進的取組事例として掲載されていた。 因みに、ここには、信濃町の「ぶんぶく亭」や「仁の蔵」も掲載されている。
 農林水産省のトップページを開くと、上部にメニュー群が表示されるが、その中の「施策の動き・情報」をクリック。 縦に、項目が表示され簡単な説明がついたメニューが表示され、その真ん中付近に「農林水産業の先進的取組事例」がある。 これをクリックすると、キーワード入力画面が表示されるので、「信濃町」と入力すると、いくつかの事例名称が一覧される。
 表示されたタイトルの中で、
・平成17年度集落営農の組織化の事例
  →(有)仁の蔵 そば店や野菜直売所がある。
・平成17年度農業と食品産業の連携の取組事業
  →農事組合法人信州黒姫高原ファミリーファームで針の木に"ぶんぶく亭"がある。
・平成16年度水田農業の動きの取組事例
  →信濃町水田農業推進協議会

が信濃町に関連した情報である。

2006年9月16日土曜日

ガンを越え、めざせ地平線!

ガンを越え、めざせ地平線!

 先日、アウトドアーショップへ行ったら、本棚にある書籍の中から、「ガンを越え、めざせ地平線!」というタイトルが目にとまり買い求めた。

 日本中をバイクなどで行脚した後、22歳からは自転車に乗って世界一周を目指し、14年目の2001年にガンを発症。 全摘という大手術後、今は旅行のパートナーでもあったご主人の国であるオーストラリアに住み体調の快復をはかっているという。
 もともとモーターバイクで日本を一周するなど、その世界ではかなり知られた人であったらしく、オーストラリアから世界一周の旅に出る際、自転車で回るというご主人に会い、バイクを売って自転車に代え、14年間旅行をし続けたとのこと。 初めは彼女の英語力よりご主人の日本語力の方が優っていたという。

 77ヶ国、約11万kmを走破。 入国の際に役人に法外な手数料を要求されたり、ビザの期限に追われたり、よそ者だと石を投げつけられたり、蚊やダニの攻勢にもめげずに走り通したと、その話題はことかかない。

 長い年月の中で経験した困難より、ガンという病はそれ以上の困難であったろう。 しかし、自分の病に"ガンちゃん"と語りかけるほどの、この人の良性という性格が、いずれの困難も乗り越えてきたのであろうと思う。 本書の中にある写真の笑顔を見ただけで、この人の心にうなづけられるものがある。

 黒姫の赤鬼と称しているニコルさんが、何かの対談で言っていた言葉がある。 アフリカの原始人の中にいて、殺されるのは偏狭な考え方や同性愛といった異質な性格の持ち主だとのこと。 やはり心と心の触れ合いを大事に、言葉よりも笑顔で通じ合おうとする心が大事なのであろうと感じた。 日本人の中にこういう素晴らしい人がいるということを知っただけで、何か今日一日が華やいだ気になってしまう。

 彼女のブログサイトは、エミコ&スティーブの地球大冒険

 本書の発刊は、㈱鹿砦社(ろくさいしゃ) 2002年1月刊  1200円+税 ISBN4-8463-0415-9

2006年9月15日金曜日

Google Earthで見る黒姫

黒姫山 GoogleEarthに日本語版がリリースされたというので、早速グーグルから落としてインストールしてみた。 この2~3年に写した写真を元に地図が作られているということで、東京など大都市は確かに屋根の色まではっきり分かるが、長野市や信濃町になると詳細映像がないうえ、雲にかぶさってよく分からない。
 それでも道路や線路を表示させると、だいたいの位置関係が分かる。 神山周辺から黒姫山を見る方向になるであろうか、3Dで黒姫周辺を表示させてみた。
 黒姫山の山頂の向こうには小黒姫らしい影が見えるし、その先は高妻山になるのであろうか。 黒姫の左に延びる線は戸隠へ向かう車道。 手前の信越本線を越えて右に延びる道は、やがて信濃町インターからの道と合流し、ゲレンデ方向に向かうわけだが、ここでは高沢で関川を越えるようになっている。 その先、山奥に入って行く道は笹ヶ峰へ登る道であろう。

成田空港 大都市だとかなり詳細な写真が現れるが、これは成田空港を3Dで見たもの。 こんな感じで、自分のいる場所が見れたらと思うが、無料ではこの程度が限界であろう。


2006年9月14日木曜日

黒姫山登山会のお知らせ

黒姫山登山マップ 信濃町観光協会のサイトに、来月実施される黒姫山秋山登山会のお知らせが掲載された。
 実施日は15日(日)で、例年のとおり黒姫山と飯綱山の隣にある霊仙寺山の2コースが組まれている。 募集人員に限りがあるので早めに申し込みされたら良いであろう。
 私が初めて黒姫山に登ったのは2000年6月の登山会。 この時は初心者と健脚者に分かれ、大橋口の林道の奥まで我々を乗せたバスは入ってくれた。 初心者である我々は西新道を登って山頂にたどり着いた後、同じ道を下り古池・種池を回って降りて来た。 しかし、健常者は大池へ降りて大ダルミを回って下山したようで、下山時刻がだいぶ遅れると我々だけを先に黒姫駅まで送ってくれた。

登山ルート

 その後は、登山会で、この大ダルミコースが選ばれたことがない。 また、2001年春の時は、表登山道からの登頂をめざしたが、残雪が多くて山頂にはたどり着かなかった。 それ以外は、古池、西新道、七つ池、黒姫乗越、小泉登山道とゲレンデを降りてくるコースが中心であった。 下山後のバス利用を考えた時、これが一番便利なのである。
 今回はめずらしく、下山は表登山道を予定されている。 このコースは未だ体験していないので楽しみである。 本来なら、そのまま下って駅まで歩いてしまうのが本来の登山かもしれない。 あと大ダルミ歩きを覚えれば、どうにか自分でも黒姫を登れ、人を案内することもできると思う。
 以前に友人を誘って登ったが一度で懲りてしまい、以降決して登ろうとは言わない。 また、家内は、霊仙寺山を登ったが、登り方に余裕がないと、この登山会は忌避してしまう始末。 結局、いつも一人で参加することになっている。
黒姫山登山 ここに掲載した図は、先日購入したヤマケイ本から複写したものだが、これによると交通機関は、長野駅から戸隠キャンプ場までバスを利用し、キャンプ場から大橋登山口まで車道を20分歩くようになっている。
 しかし、登山に要する時間を考えた時、かなり厳しい時間割りではなかろうかと思う。 自家用車の利用が一番至便であろうが駐車スペースは少ない。 ここに車を停めると小泉登山道や表登山道へ回ることはできない。 そんなためであろう、本書では、西新道や大ダルミのコースの説明だけで、表登山道や小泉登山道の詳細説明はない。


2006年9月13日水曜日

秋祭り

 だいぶ温度が下がって秋の風情が近づく今日この頃だが、今週は各地区で秋祭りが開かれることでしょう。 陽がある時刻に家々を回る時にはそれほど感じないが、夜9時を過ぎて神社への奉納舞いに向かう時にはかなり寒さを感じます。 それでも晴れていればいいのですが、秋雨に祟られると神楽殿の舞いをじっと見ていられなくなり、早々に帰った時もありました。
 隣の三水の祭りだと明け方まで舞いが続くそうですが、古間では終るのが少しずつ早くなり、0時を過ぎると舞を終えて、各地区に引き上げているようです。
 次に、mpeg形式の短い動画クリップを載せましたが、映像はあまり良くありません。 昨今の新しいmpegカメラやデジカメの動画機能を使えばいいのでしょうが、毎年変わる機種の入替についていくのは資金的にも難しい。
秋祭り  秋祭り


2006年9月11日月曜日

新藤兼人の「愛妻記」を読む

 映画監督である新藤兼人氏が、奥さんである女優乙羽信子の肝臓癌発病を押して「午後の遺言状」を製作したのが10年前だが、その製作過程を含めながら乙羽との生活を記し、乙羽への愛情宣言したのが本書である、と云える。
 新藤監督の作品はほとんど見ていないが、そのタイトルから分かるように非常に社会的というか、真摯なテーマを取り上げ、我々に提起して来ていると認識している。
 「午後の遺言状」にしても、老人問題を深く描いており、死ぬまで現役を貫こうという姿勢には納得できるものがある。 年金生活者のゲートボール風景に対し脱獄者が無性に腹を立てる所にもうなづけるものがあった。 仕事に対してリタイアはあるかもしれないが、社会に対するリタイアは決してあってはならないと自分も思う。
 社会保障に対する国の政策は、どんどん貧弱になりつつあり、介護保険に入っていても、介護保険を受けられない状況が増えていると聞く。 老人は安閑としてゲートボールなどしているのではなく、現役として社会や国に対し行動を起こすべきであろう。
 さて、その「愛妻記」の中で、新藤氏は乙羽信子に対する愛情宣言をしているわけだ。 しかし、本書の中で述べているように、乙羽とは長く不倫関係にあり、先妻との離婚成立の後に正式に婚姻したとのこと。 また、先妻と特段の問題もなかったとか、 先妻の子供さんやお孫さんとも仲良くしているとか、書かれている。 しかし、先妻の方は、別れた後、アパート住まいののち3年後に亡くなられたとのこと。
 愛情宣言するのはいいのだが、そういう陰に置かれた人のことを思うと、何か納得できないものがある。 結婚・離婚というのは本人同士の問題であることは分かる。 一方だけが非難されることでもない。 乙羽という人物にライトを当てたいという気持ちが出れば出るほど、ライトが当たらない人はどうなんだと、そちらの方ばかりが気になるのは偏屈なのかな? 乙羽は3番目の奥さんだとのこと。 なおさら割り切れないものを本書を読んで感じてしまった。

2006年9月10日日曜日

黒姫映像のムービー化

 9月6日に、テレビ東京の旅情報番組「いい旅・夢気分」で放送された映像のうち、黒姫部分を切り出してみた。 映像は5分ほど、QuickTime形式で容量は11M。 ファイルに落としてから見た方がコマ切れがないかもしれない。 番組内容や出演者については、テレビ局のサイトを参考にされたい。

黒姫映像(QuickTime)  getqt5.gif


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2006年9月9日土曜日

とうもろこしの茹で方

もろこし

 「とうもろこし」の旬といえば、黒姫に限るとやはり7月から8月にかけてであろうが、戸隠街道の野菜直売所ではずらして植え付けし、10月まで販売している。 それでもお盆を過ぎると、生で買えることが少なくなり、焼きもろこしが殆どである。
 初めて黒姫に来た時は、ピーターコーンが中心であったが、最近は、味来(みらい)という、やや小ぶりだが、軟らかくて甘いとうもろこしが売られている。 そして、その値段は、以前は生が80円位、焼いて120円位だったが、今は、生が100円、焼いて150円が相場となっている。

 さて、モロコシの美味しい茹で方なのだが、こんな方法を知った。
塩水を沸かし、煮立った鍋にとうもろこしを入れる。
さらに煮立ったたさせ、5分位ゆでる。
鍋からあげたとうもろこしは、熱い内にラップに包み、真空状態にする。
ほどほどに冷めた所で食べる。


 なるほど、なかなか美味しい。
 ただ、この味来だが、甘いのはいいが、何かコクのようなものがないように感じている。
 今年は7月に冷えが続いたので、あまり出来が良くなかったと、昨日は久々に美味しいモロコシに出会った。
 あとモロコシは痛みやすい。 沢山頂いて保存する場合は、皮付きのまま冷凍するのがいいそうだ。

2006年9月8日金曜日

一茶初恋の寿女(ひさじょ)

寿女碑 黒姫には、ペンションのオーナーが中心になっているのであろう黒姫MTB協会という組織があるようだが、あまり大きな活動はされていないようだ。 自分も以前から黒姫や斑尾周辺などをバイクで走りたいと思っているのだが、良いMTBに出会わないというか、品質を考えると値段が高いので買えずにおり、だいぶ前にママチャリで野尻湖を一周しただけで終わっている。

 そんな貧しいバイク遍歴なのだが、昨年ロードバイクを購入し、今日は久々に常駐場所周辺を乗り回してみた。 初めは、100km程度を走るつもりが、結構気温も湿度も高くて疲れてしまい、途中で引き返してしまったため、結局80km程しか走れなかった。

 さて、走っている途中に信号で交差点の前に止まった時、ふと横の塀を見たら、中学生が地元の名所を壁に描いた絵が目にとまり、その中に一茶という文字を見つけた。 一茶の初恋の人のお墓が近くのお寺にあるとのこと、早速行ってみた。

 そのお寺さんは、専福寺という浄土宗のお寺で、本堂の前の狭い境内に碑があった。 説明書きによれば、初恋の人の祥月命日に参ろうと、1806年(文化三年)6月1日、一茶は船で金谷から渡ってきたとのこと。 現在は、その初恋の人・寿女の墓はないらしい。
 詠まれた句は、
 涼風も けふ一日 御不二哉      六月一日
 夕立の 祈らぬ里に かかるなり    六月二日

専福寺山門


2006年9月7日木曜日

いい旅・夢気分

 昨日(9月6日)、テレビ東京の旅情報番組「いい旅・夢気分」で、「初秋の信州」と題して北信州の観光地が紹介されていた。 旅やグルメ番組では、タレントや俳優の誇張された、しかもあまりにも軽々しいコメントに、にわかに信じられない場面が多いのだが、今回も軽薄さが目立つような映像が多かった。 まぁ、視聴者はそれほど多くを期待していないだろうし、放送局も安い制作費で番組を作ってスポンサーを得ているのだから、こんなものだと一人合点していた。
 今回の放送では、小布施、黒姫、燕温泉、飯山、馬曲(まぐせ)、野沢温泉を伝えるものであったが、黒姫に限ると5分程の内容で、先ず、仁倉街道から始まって、もろこし街道(いつも自分はここを戸隠街道と言う)、野菜販売所、コスモス園と巡って、高沢から関川を渡る内容であった。
 野菜直売所は、以前はよく小林農園を写していたが、先月の信越放送も今回も「仁の蔵」が「もろこし」の舞台であった。 仁ノ倉の農家が共同で蕎麦店や野菜販売所を開いているということで、町役場や観光協会の応援があるのかもしれない。 ただ、自分としては、もう少し営業に力を入れて欲しいという印象を持っている。
 なお、昨年はテレビ朝日の旅番組で同じような黒姫の映像が見られたので、年中行事になっているのかもしれないし、あるいは関係団体が番組で取り上げるようテレビ局へ働きかけている結果なのかもしれない。
 以下は、番組の映像を落としたもの。

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2006年9月6日水曜日

渡辺えり子さんの講演を聴く

 女優であり、劇作家であり、演出家であり、劇団主宰者でもある、渡辺えり子さんの講演を聞きに、昨日、ある大学のキャンパスを訪ねた。 講演のタイトルは、「夢見る力」。
 小学生時代の処女作からはじまって、色々な夢を抱いて演劇界に生きてきたと、これまでの体験の一部をまず初めに話されていた。 そして、それらの夢はなかなか実現しないで来ているが、人々との関わりなど、色々な必然性から、今の自分があるという意味のことを話されていた。
 自分が社会に生かされていることから社会に応えようと、若者への問いかけの機会を自ら求め、特に反戦と平和について強く意識されているようだった。
 主宰されている劇団「宇宙堂」という名も、宇宙レベルで人間の存在を考えたいという渡辺さんの心の現われのようにも思える。
 「宇宙堂」のサイトの中にサイトリンクがあるが、その中に「非戦を選ぶ演劇人の会」というページがあり、渡辺さんも名を連ねている。 芸能界やスポーツ界の中には、身も心も人気のために売り渡して金儲けや好感度を得ようとする輩が多いが、渡辺さんのように真摯に世の中を見る眼を持つ人が一人でも増えればと感じた。
 ただ、渡辺さんは舞台や作家活動でだいぶお疲れのようで、テレビで拝見しているような元気さがなく、講演時間が1時間という短い時間で、話題があちらこちらに行ってしまい、まとまりの無い講演会になってしまったのは残念であった。
 何事にも遠慮しない渡辺さんだからであろうが、キリスト教系の学園であるにもかかわらず、マリアの処女懐胎は解せないとか、ダビンチコードは面白かった、などと、場所に相応しくない話題もあって、聴衆の中からは非難の言葉も聞かれた。 キリスト教という信仰面で捉えようとしていない所に彼女の理解不足があろうし、ダビンチコードはフィクションと現実の境が取り払われてしまうことに危惧を抱く人も多いので、できれば少し気の遣いがほしかった。
 大学であれば一般的な授業の時間は90分であろう。 少なくともその位、もしくは2時間程度の講演時間が欲しかった。 そうすれば観点の相違に対しても、お互いの理解を近づけることができたと思う。 そういう意味では、主催者側の準備不足も否めない。
 一般的な日本人の夢は、家を持つとか、車を持つとか、実現しそうな夢が殆どだが、本来の夢は、計り知れない物ではないか、そして、その計り知れない物を追い求め続けることが大事だとも話されていたが、ご自身の結論のような言葉を聞けなかったという、消化不良気味の講演会であった。

2006年9月5日火曜日

画像加工、再び

 新しい写真ファイルがないので、先日、紹介した [無料]写真自動加工:その場で加工&ソフト不要のデジカメ写真加工 を使って、悪戯をしてみた。 高機能をうたった画像や写真編集ソフトはたくさんあるのだが、意外と操作が難しいわりに、人様に見てもらうようなものがなかなか出来上がらない。 このサイトの加工方法は種々あって面白い。 難点は 500p x 500p の大きさ以内の写真しか編集できないことだ。
黒姫山と妙高山
黒姫山
黒姫山
セピア色の黒姫山
コスモス


2006年9月4日月曜日

俳聖かるた 秋の句

 8月14日に、一茶記念館や天望館で販売している "俳聖かるた" のうち、一茶の夏の句を掲載した。 その上の句を含めた句を次に記載した。

1. 田の人よ御免候らえ昼寝蚊帳
2.やれ打つな蝿が手をすり足をする
3.飛べほたる野良同然のおらが家
4.大の字に寝て涼しさよ淋しさよ

今回は、秋の句を掲載してみたので、次エントリーまで上の句を解いてほしい。

取ってくれろと泣く子かな 障子の穴の天の川


相手もあらばきょうの月 するぞそこのけきりぎりす