今日から東京電力の計画停電という地域ごとに給電を一時停止して電力需要をまかなう策が始まった。 福島原発の損傷に伴う電力不足を補うということだが、そんなに供給電力が不足しているのであろうか?
電力が足りないというのは東京電力による一方的なアナウンスであり、我々にはそれを精査する手立てがなく、単純に信じるしかない。 でも、単純に信じて良いものか? そもそも原子炉を冷やすためのディーゼルエンジン起動に失敗したのは東京電力そのもの。 通常の認識であれば、非常電源というのは、常に予行演習なりして正常可動を常に確認しているもので、起動しなかったというのは東京電力の怠慢であり責任である。
東京電力の怠慢で、職員や下請け作業員、自衛隊員が被爆したり死に至っているとのこと。
企業としての責任を認識せずに、電力供給で一般企業や市民を牛耳ろうというのが東電の今の姿勢なのである。 当然、これには原子力行政に群がる官僚や企業が応援しているわけで、東電だけであったらそう高慢に計画的な電力停止はできなかったであろう。
ゼネコンや建設会社の多くは、東北地方での建設需要が望めるとほくそえんでいるらしい。 1万人以上の死者や不明者になる被害と予想される中で、自らの利益を得られると皮算用している輩がいるらしい。 何とも嘆かわしいというか残念なことである。 植草さんが言われる悪徳ペンタゴンはこの際消滅させるべきだ。
○mail online : Japan earthquake and tsunami....
この所、福島原発についての経済産業省原子力安全・保安院の広報担当者の記者発表に大いなる疑問を感じていたが、枝野幸男官房長官の記者会見も官僚が書いた原稿をただ読んでいるだけのものであって、にわかに信じることができない。 放射能漏れや被爆は軽微だとか、軽いものだとか、人体に影響があるものでないとか、ことさらに甚大な被害にならないと言うことに終始している。 しかし、CNN、 NEYYORK TIMES、 BBCなど海外メディアを見ていると、そんな悠長な状況にはない。 アメリカの駐日大使館や領事館の業務は大阪方面に移動しているようだし、フランスは在日フランス人に西(関西)方面へ移動するよう勧告をしたとのこと。
先ほど息子から電話があり、職場のフランス人は被爆を恐れて家族を連れてシンガポールへ移住したとのこと。
状況を正確に、しかも深刻に判断する能力が国にも東電にもないと言える。
加え、原子力行政を応援してきた御用学者は、NHKなどの番組に出て状況説明をしているようだが、彼らの高みの見物のようなコメントを聞いても何の足しにもならない。
無責任なマスコミ、コメンテータ、御用学者などは本当に不要なものだし、今回の地震、津波、原発による被害はかかる有象無象による人災と考える方が妥当でしょう。 昨年末に津波による被害の危険性を訴えて書籍を出された学者がおられたとのことで、行政がそういう方々の声を聞いていたら甚大な被害に合わなくて済んだわけです。
そして、この映像の奥から伝わる声を聞いてほしい。 フジテレビの秋元優里というアナウンサーの声らしいが、民放のアナウンサーというのはこの程度に貧弱なもの。 親は外務省の官僚らしいので、親のコネでフジテレビに就職したのであろう。 NHK、民放を含め、まともな放送局はない。
本来なら、未曾有の被害者に対し、静かに哀悼の意を示し、静かな画面で、視聴者に本当に必要な情報のみ文字で伝えれば良い。 被害者に執拗に迫って、その悲しい姿をドラマのようにカメラで捉えるのは、まともな人間がする所作ではない。 ゴミのようなテレビ局は1~2局にまとめればいいし、電力不足を補うのであれば、昔のように23時頃に放送を終了して、夜中の放送はやめればいい。 そうすれば首都圏の電車を停める必要はなくなる。
とにもかくにも、我々は、テレビ番組を鵜呑みにせず、自分で正しい情報をつかみ、みずから行動して被害に合わない工夫をして、わが身と家族を守る必要がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿