日々坦々の昨日の投稿に、『驚愕の内容!広瀬隆氏が警鐘を鳴らす「メディアは何も伝えてない」「今、日本人は正しいパニックを起こさなければいけない。』という記事があり、朝日ニュースターでノンフィクション作家広瀬隆さんが、福島原発事故の現状と放射能災害について説明された報道番組の内容を記されていた。
下段に、本ビデオを含め3本のリンクを貼ってありますので、ぜひ視聴願いたい。 日本の原発や電力業界の実態とともに、放射能を浴びることがどういうことなのかを知ることが出来ます。
広瀬さんは名前こそ出さなかったが、NHK科学文化部の解説委員が「ただちに影響のある量ではない」と再三繰り返していることに大変憤りをもっておられた。 たぶん水野倫之という人物であろう。
そして多くのテレビで原子力や放射線専攻の御用学者が軽いものだと言っていることに、彼らは何も分かっていないと似非学者だと弾劾されていた。 京都大学の小林圭二さんや小出裕章さん、慶応大学(退官?)の藤田祐幸さん、元原発設計者の田中三彦さんなど、本当に原発の仕組みを知り、その恐さを知っている人でなければ、この事故の復旧は不可能だとも言われていた。
これまでも書いて来たが、東京大学の班目春樹や関村直人などは政府に都合のいいことを言い続けて来た御用学者であり、斑目などは、鎌仲監督の「六ヶ所ラプソディー」に登場し、「科学技術に絶対安全、安心を求めるのは無理だ」とまで語っている。 100%、否110%も120%も原発事故が起きないよう極めるのが本来の科学者の姿ではなかろうか。 かかる御用学者は犠牲者が出ても仕方ないという、冷たい思考なのであろう。 こんな輩が国の原子力安全委員になっているから、安全な原発なんて出来るわけがないのだ。
福島原発は東芝と日立による建造らしいが、班目は卒業後一時東芝に勤務していたとのことで、メーカーとの橋渡しをしていたのではないかとも思えてしまった。
そして広瀬隆さんの番組の最後では、東京大学の石橋克彦さん(日本で本当の地震学者はこの人しかいないとのこと)が示した小田原地震=関東大震災の73年周期を示し、駿河湾から相模湾にかけて本来なら1998年に起きていなければならないものが、もう13年も経過している。 従い、いつ再び地震が起きてもいい状況にあり、その点からも断層の上にある浜岡原発はただちに運転を休止すべきだと説かれていた。
日々坦々の当該記事の中に、田中優さんの「東北大震災・原発について」という講演会のビデオリンクがあったので早速それも視聴したが、田中さんの説明は分かりやすく、原発の存在そのものが環境を汚染し被爆被害者を産んでいるかを、そして電力会社が独占して儲かるような仕組みがあると、よく分かった。 最後には風力や波力など自然エネルギーによる発電が可能で、電力コストの多くを占めている送電線を国有管理にし、誰でも自由に発電できる仕組みを作れば、十分に電力は足りるし原発を作る必要もないと説いておられた。
そして最後に見たビデオは、60数年前に落とされた「死の灰」が細胞の中でいまだ放射線を出し続けているというもの。 放射線が人のDNAを破壊してしまうことがこれからもよく分かります。
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