信濃町の野尻赤川地区に計画されている産業廃棄物最終処分場について、事業を計画している㈱高見澤が去る11日に地元説明会を実施していたが、その説明内容は廃棄物処理業者としての資格がないに等しいほどの大雑把なもので、住民が納得できるものでなかった。 その会場での様子を以前にこのブログにも記したが、その中で長野県や新潟県へ、「計画案の精査要求」と「産廃施設反対」の意思表示をしようとメール発信を提案した。
メールを発信したものの、すみやかにお役所が対応するか多くを期待していなかったが、1週間後長野県から回答メールが届いた。 そして昨日は、上越市から文書が郵送されてきた。 その内容は、「事業計画の推移を注視するが、長野県が適正に判断されるものと考える」というものであった。 上越市は長野からかなり離れており、汚染被害が発生したとしても、その影響は少ないと考えているのであろうか。 次善の策を何も考えないということらしい。 今まで数知れず起きた公害や廃棄物汚染は、独断的な利益を追求する企業論理で起こされたものであり、その後の始末に自治体や国は多大な経費や労苦を担わされて来ている筈だ。 「役人の仕事は、自分の椅子の上げ下ろしだ」と揶揄した人がいたが、出すぎたことをしないのがお役所で働く人の姿勢のようだ。
さて、一昨日、「不法投棄だと思うのだが」と題した記事を書いたが、今日は再びその場所を確認して来た。 資材置き場と称する場所は雑草で覆われ、蜂が飛んでいたので近くに巣があるのであろう。 それだけ人が踏み入れていない場所になっている。 隣の伐採された空間は、ウイスタリアンへ行く道までかなり広く続いている。 奥に行くにしたがい上っている傾斜地なので畑にはなりにくいし、別荘を建てるような場所でもない。 資材置き場と称する不法投棄の拡大しか考えられない。 私有地だからと手をこまねていたら、赤渋の先にあると同じような光景がここでも見られることになってしまう。
反対側の、緑の村のペンションが連なる前の空地に捨てられたゴミは以前のままで、その量は増えていないようだ。 ペンションの宿泊者が部屋や談話室でくつろいでいる時に窓辺から大型ゴミが見えたら何と思うであろうか。 もう、このペンションには、引いては信濃町に再び来たいと思わなくなることは確かだ。 「転ばぬ先の杖」ではないが、役場を中心としたしっかりとした対策が実行されることを願いたい。
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