昨日耕運機で起こされた畑は綺麗に整地したようになっていたが、今朝はそこに霜が降りて真っ白くなっていた。 この所の霜で焼けてしまったようで、畑の隅にある独活の葉っぱが黒ずんでいた。
しかし日中は日差しが強まり、連休になる前にと黒姫高原から苗名(地震)滝へ向かう遊歩道を歩くことにした。 その前に町営テニスコートや前山ゲレンデへ分かれる辺りの八重桜を見たが、いまだ花開く感じではなかった。 昨年が5月8日頃であったのでもう少し日が経たないと無理かもしれない。
ゲレンデ下の町営駐車場に車を停めたら、一番奥に建物を新築している現場に出会った。 会社の山荘のようだが、今の時期にこんなことが出来る会社があるのだと、冷えた経済はすべての企業に共通しているわけではないことを悟った。 遊歩道歩きはそれほど変化のあるものではない。 特にこの路は木々に囲まれ視界は少ない。 道筋で見えた花は、えんれいそう(延齢草)、イチリンソウ、いちげ、ミズバショウなど。
東北電力の発電所で休憩し、妙高山と杉の沢一帯を俯瞰するも空は霞んでいた。 遠くに苗名滝が見え児雷也洞窟案内を過ぎて、間もなく苗名滝へ降りる辺りに届く所で猿の一群に遭遇してしまった。 ちょうど小猿がフキを取って食べている所で近くの枝には親猿が監視していた。 そのままいけば親猿は威嚇するであろうし、トラブルになってもいけないと、Uターンすることにした。 今までもたびたび猿の群れとは遭っているが、この道は熊も通ることがあるらしいので注意が必要だ。 そういえば、道の途中黄緑した綺麗な糞を見たが、蕗を食べた猿のものであったと思われた。
町が癒しの道としてこの遊歩道を宣伝するのなら、猿や熊に対する注意なども明記すべきであろうと思う。 今回は熊鈴を腰にぶらさげて相応の注意は払っていた。 苗名滝は日をあらためて杉野沢から車で入って観ることにした。